呼称 | ・冬の戦乙女 ・氷風の歌姫 ・群山の守護者 ・永久凍土の母 |
種族 | 神 |
身長 | 190㎝ |
趣味 | 武芸の腕を磨く |
好きなもの | 戦士の精神を持つ者 |
嫌いなもの | 弱い者 |
現在地 | 戦地を転々としている |
現在の身分 | エスペリアのセレスチアル |
関連人物 | 【友人】![]() |
CV | 村井美里 |
※「HP・攻撃力・防御力」は上限が存在しないため記載しません。
※()内はPVPでのステータス
クリティカル率 | 58.9 |
命中 | 1143.86 |
回避 | 1073.68 |
魔法効力 | 0 |
魔法抑制 | 0 |
速度 | 20.8 |
自動回復 | 0 |
魔法耐性 | 9.68 |
物理耐性 | 5.5 |
吸収力 | 13.2(23.2) |
クリティカル増幅 | 0 |
クリティカル耐性 | 31.9 |
洞察 | 0 |
根性 | 44.64 |
治療効果 | 0 |
治癒 | 0 |
攻撃速度 | 13.98(30.65) |
クリティカル回避率 | 29.9 |
防御貫通 | 2.7 |
魔法貫通 | 0 |
熟知 | 0 |
受け流し | 31.29 |
腐食 | 0 |
緩和 | 30.12 |
ダメージ耐性 | 0 |
シールド効果 | 0 |
SP回復効率 | 0 |
Lv.1 | 【パッシブ】 自分以外のキャラクター(味方も含めて)に常時40の減速効果を与える。 【アクティブ】 スキルとして使用した場合、吹雪を召喚して敵全体に攻撃力×340%のダメージを与え、12秒間受ける減速効果を2倍にし、速度増加効果を無効にできる。 この状態は他スキルの影響を受けない。 |
Lv.2 | ダメージが攻撃力×360%に増加。 |
Lv.3 | ダメージが攻撃力×380%に増加。 |
Lv.1 | 槍で目の前の敵を突き刺し、敵の最大HPの10%のダメージを与える。 このダメージはアルナの攻撃力の520%を超えることができない。 |
Lv.2 | 敵が受ける減速効果3ポイントにつき、与ダメージは敵の最大HPの1%分だけUPする。 |
Lv.3 | 敵の最大HPの12%のダメージを与える。 |
Lv.4 | 敵の最大HPの14%のダメージを与える。 |
Lv.1 | 寒風を自分の周囲に召喚し自分を守り、周りの敵を撹乱する。寒風は7秒の間、ダメージと行動阻害を無効にし、周りの敵の回避を280減少させる。 |
Lv.2 | 効果継続時間が8秒になる。 |
Lv.3 | 効果継続時間が9秒になる。 |
Lv.4 | ※解放には刻印レベル30が必要 周囲の敵の回避が320減少する。 |
Lv.1 | 槍を振り回して周りの敵を攻撃し、攻撃力×200%のダメージと5秒の間、スタック可能な20の減速効果を与える。 スキル発動のたびに続くこのスキルの攻撃回数が1回増え、この効果は最大3回まで増える。 |
Lv.2 | ダメージが攻撃力×220%に増加。 |
Lv.3 | ダメージが攻撃力×250%に増加。 |
Lv.4 | ※解放には刻印レベル60が必要 ダメージが攻撃力×270%に増加。 |
初期 | 戦闘中、アルナがダメージを受けると続く15秒間、被ダメージの50%を徐々に回復する。 |
+10 | 戦闘中、アルナがダメージを受けると続く15秒間、被ダメージの70%を徐々に回復する。 |
+20 | 戦闘中、アルナがダメージを受けると続く20秒間、被ダメージの70%を徐々に回復する。 |
+30 | HPが初めて50%以下になった時、追加でもう一度スキル「凍てつく寒気」の効果が発動される。 |
+40 | アクティブでスキル「凍てつく寒気」を発動する間、行動阻害効果を無効化する。 |
3/9 | 前列に配置された時、前列に配置された他の味方が敵にダメージを与えると、ダメージを受けた敵は5秒の間、30の減速効果をうける。 この効果はスタックされない。 |
9/9 | 前列に配置された時、スキル「凍てつく寒気」の効果を前列に配置された他の味方にも付与される。 |
【ゲーム内説明】 セレスチアルの戦士英雄。 スキルで敵に減速効果を与え、必殺技で敵の加速効果を無効にできる。 |
登場時 | 極寒の冬よ! |
移動時 | いざ、私とともに! |
通常攻撃 | 外道はどいてな! |
スキル1 | 染み入る極寒。 |
スキル2 | 寒さを恐れるな。 |
スキル3 | 荒れ狂う吹雪に舞いなさい。 |
必殺技 | 喝! |
勝利時 | 私は戦士だ。 |
神話時 | 極寒の冬よ! |
旅館 | お前は数々の戦を戦い抜いた立派な戦士だ。これを受け取りなさい、お前にはこの名誉を受ける資格がある。 |
※未実装
ーー美しく気高きアルナよ。我が敬愛する戦友よ……。ワシが君のことを、こんなふうに呼ぶことをどうか許してくれんかーー
ゲニッツはたどたどしくも1文字ずつ丁寧にパピルス紙の上に記していく。
ドワーフは常日頃、ハンマーを握っている。ゴツゴツとした手には最適だ。だが、ペンを持つとなると話は違う。細々とした作業が苦手なドワーフの手で手紙を書くというのは、なかなか難しいものだった。
ーー君には多くの呼び名がある。スノーソング、マウンテンガーディアンなど……。さらには、『冬の戦乙女』とも呼ばれている。ワシは幼い頃から、君のことを聞かされていたんじゃ。山の上には孤高で勇敢な戦士である神がいて、常に吹雪を纏っているという。季節がその神の声に反応すると、エスペリア大陸に冬が訪れるのだ、とーー
テントの外から聞こえる、吹雪の音。この音を聞くと、まるでアルナが叫んでいるのではないかと錯覚を覚える。
ーー山々が闇の影に覆われたある日。カタストロフは大軍となってワシの故郷を荒らしにやってきたんじゃ。あの時ワシは、『アイアンフロウ』の一兵卒じゃった。偉大なドワーフ王セングリアン指揮のもとカタストロフの侵略を食い止め、ワシは必死に同胞たちを守り抜いていた。
だが、あの日……ワシは死を予感したんじゃ。
カタストロフとの戦いは、激しくなるばかりで、苦戦を強いられていた。戦友たちが次々と死んでいっても、ワシたちは最後まで諦めず、三日三晩戦い続けたんじゃ……。だが、ついに国王までもが命を落としてしまったーー
ここまで書いたゲニッツは一度ペンを止める。そして、あの時の戦いを思い出す。……真っ白な雪に覆われた雪原は、ドワーフとカタストロフの血で真っ赤に染まっていたのだった。
ーー気づけば戦場にはワシ1人だけ。カタストロフに囲まれておった。ヤツらが一斉に襲ってきて、死を覚悟したその時じゃった……。天を貫く怒号のような声が響き渡り、目の前に君が現れた。ワシを囲んでいたカタストロフたちの心臓を長い槍で貫くその姿は、まさに戦神そのものじゃった。
「死にたくなくば、武器を手に抗い続けろ」
君は地面に転がっているバトルハンマーをワシに向かって蹴り、精悍な目つきで言った。死を覚悟したワシの心に再び火がついたのがわかる。そして、ワシたち2人は戦い続けたんじゃ。
……君はあそこへ来る前からずっと戦っていたんじゃろう? 言わんでもわかる。君は血だらけじゃった。相手の血ではなく、君の血でーー
その時ゲニッツは初めて知った。神も疲れを知り、傷つき、血を流すのだと。ゲニッツたちは戦い続けていくが、どんなに倒しても、カタストロフの勢いは止まらない。これ以上、ゲニッツは戦うことができないと判断したアルナは、吹雪を起こし、カタストロフの視野を遮った。その隙に傷ついたゲニッツを担ぎ、谷底に身を隠したのだった。ゲニッツはペンに墨をつけ、さらに書き続けた……。
ーーあの時、無知なワシは君に怒り散らしたのう。神ともあろう者が死を恐れ、戦場から逃げ出すなど、恥を知れと。だが君は何も言わず、ただ武器を磨き続けていた。ワシは歯がゆかったんじゃ……。カタストロフは追手を差し向け、我々2人を必死に探し回っている。本当なら立ち向かって行きたかったんじゃが、ワシたちが受けた傷は深く、カタストロフと正面から戦うことができなかったんじゃ……。ワシは、戦いの中で死ぬことはドワーフの誇りだと思っていた。それなのに、しっぽを巻いて逃げる負け犬に成り下がっている。ワシは悔しかったんじゃ……。恥ずかしくて仕方がなかったんじゃ……。死んでいった仲間たちのため、ワシはカタストロフに立ち向かっていった。そんな死を急ぐワシを君は何度も救ってくれたのう。だが、ついに君は堪忍袋の緒が切れた。
「お前だけがすべてを失ったわけではない!」
そう言って、ワシを一発殴ってくれたのう。後から知ったことじゃが、君も家族をカタストロフに奪われたと……。そして、セレスチアルに堕ちてしまったのだと……。
あの一発で目が覚めたわい。逆境の中であっても、それを耐え抜くのが戦士の品格。自己犠牲ではなく、まずは自分を大切にしなきゃならん。その後、異郷に流れ着いたワシは君の言葉を胸に生きてきたーー
ゲニッツは結んだヒゲを軽く撫でた。ドワーフは感情には多少疎い種族だが、この言葉だけはいつまでも忘れることはなかったのだった。
それから数カ月後、ゲニッツとアルナの傷は癒え、自分たちを追い詰めたカタストロフたちへ反撃に出る。2人の間にはほとんど会話はなかったが、戦闘中は息がピッタリ合っていた。
ーー君と共に戦うことができて、光栄じゃった。君は感情を顕にすることはなかったが、魂がいつも熱く燃え上がっていたのは感じておったぞ。いつも誇らしげな表情を浮かべているように見えた。それは君が神だからとかそんなものではなく、内側から溢れ出る強さからくるものじゃった。共に戦う日々の中でも、君は神としての奢りを出すことなく、自分のことを戦士として語っておったなーー
ブォーン……
テントの中から『アイアンフロウ』集合の合図が鳴り響き、ゲニッツはペンを置いた。
数年前……。カタストロフの侵攻を断つ任務についた『アイアンフロウ』は全滅し、ゲニッツのみになった。だが、戦友たちの犠牲は無駄ではなかった。ドワーフの同胞たちは、『アイアンフロウ』に援護されながら北上し、ブライト王国へ逃げ切ることができた。さらに、『アイアンフロウ』も再結成することができたのだ。カタストロフとの戦いが一段落着いた頃、ゲニッツはブライト王国にいる同胞を尋ねるためアルナに別れを告げる。そして、再結成された『アイアンフロウ』の同胞たちと合流するのだった。
ゲニッツはまだアルナと別れた時のことをはっきりと覚えている。
「また会おうぞ、冬の戦乙女」
すると、アルナはこう答えた。
「わたしにはアルナという名がある」
ゲニッツは手紙の最後に、もう少し何かを書き留めたいと思い、ペンを手に取る……。
ーー勇敢な戦士アルナよ。君は今もどこかで戦い続けているのであろうな。『アイアンフロウ』は、もうまもなく南征する。今度こそ、カタストロフどもから我が領土を奪い返してみせる。だがな……戦士としてのカンなんじゃろう。この遠征はワシの最後であると感じるのだ。決して命を粗末にしようとは思っておらんぞ。ワシの犠牲は無駄にはならん。かつての戦友たちのようにな……。ただ、君を思い出し、また君の声を聞けたらと心から願ってしまうのう。最後に……。君の声が永遠と山々に響き渡りますように。戦士ゲニッツーー
ゲニッツは手紙を丁寧に折りたたみ、箱に大事にしまった。
その直後、テントの外からドワーフの兵士が入ってきて、ゲニッツに敬礼をする。
「軍団長、『アイアンフロウ』南征の準備が整いました!」
長文をしたためたせいで手が疲れたのか、ゲニッツは指をほぐしている。そしてテーブルの横に掛けておいたハンマーを肩に乗せて兵士に告げた。
「皆に伝えよ。南へ向けて、出発じゃ!!」
※未実装
他人からすれば、冬の戦乙女は冷たく傲り高く、そして何にも縛られず勇猛果敢に見えるだろう。彼女は己の神力を使い、カタストロフの陰謀を打ち砕き、エスペリアに雪と氷、そして冬をもたらしたのだ。
彼女の表す神の怒りは、群山を守る責務と戦いの本能によるものであり、同じ神である兄弟姉妹たちとはまるで違う。人間を守ることなど彼女にはどうでもよく、凡人たちの信仰と敬虔心にも微塵も興味はない。信者の祈りに応えることもなければ、讃美歌や詩に心を動かされることもないのだ。人々はそんな冬の戦乙女のことを、その手にある槍のように冷たい心を持つ存在だと言っている。
しかし、ゲニッツには分かっていた。高々と構えている神々と違い、冬の戦乙女は己のことを戦士だと呼んでふさわしいと思っているのだ。彼女の気高さも、それ故だ。戦場での彼女は常に勇猛果敢であり、氷のように冷たいその表面の下には、消えることのない戦意が燃えている。まるで疲れや恐れなど、知らないとでもいうように。それは、若かりし日の無鉄砲だったゲニッツが持っていた勇気とは違う。盲目的な犠牲など、冬の戦乙女は認めたりしない。優秀な戦士は、逆境での耐え忍ぶ心を学ぶべきなのだ。そのためか、彼女は幾度も命知らずに走り出すゲニッツを救ってくれた。アルナは心の底から、ドワーフの戦士であるゲニッツを尊重していたと言える。そして、ゲニッツにとって冬の戦乙女は信頼できる戦友だ。彼女は究極の戦闘スキルと強い心を兼ね備えている。そんな、アルナにならいつでも背中を預けられるとゲニッツは思っているのだ。
白雪に覆われた群山は、一年中骨を刺すような寒さに包まれている。しかし、その内側には燃え滾る溶岩がうごめいていた。冬の戦乙女の内なる心に隠されているものは、燃え上がる戦士の魂である。
「兵士よ、命は大切にな。私のことはアルナと呼ぶといい」
アルナの槍は触った者をすぐさま凍りつかせるくらい冷たい。
だが彼女の魂はいつも灼熱のように燃え上がっている。
※未実装
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