呼称 | ・予備の武士 ・流浪の槍使い ・女武神 |
種族 | ヒョウ族 |
年齢 | 25歳 |
身長 | 171㎝ |
趣味 | ・筋トレ ・訓練 |
好きなもの | 焼き魚 |
嫌いなもの | ・サンドクロー ・弱者をいじめる者 ・意気地なし |
故郷 | 緑豊かなオアシスのブードゥー神殿 |
現在地 | 見放された地 |
関連人物 | 【恩師】![]() 【保護】 ![]() |
CV | 福原綾香 |
誕生月 | 9月 |
※「HP・攻撃力・防御力」は上限が存在しないため記載しません。
※()内はPVPでのステータス
クリティカル率 | 42.3(52.3) |
命中 | 1066.54 |
回避 | 1085 |
魔法効力 | 0 |
魔法抑制 | 0 |
速度 | 16.1 |
自動回復 | 0 |
魔法耐性 | 20.31 |
物理耐性 | 21.81 |
吸収力 | 53 |
クリティカル増幅 | 22.16 |
クリティカル耐性 | 49.7 |
洞察 | 0 |
根性 | 35.72 |
治療効果 | 0 |
治癒 | 0 |
攻撃速度 | 0 |
クリティカル回避率 | 9.88 |
防御貫通 | 14.35 |
魔法貫通 | 0 |
熟知 | 0 |
受け流し | 0 |
腐食 | 0 |
緩和 | 0 |
ダメージ耐性 | 0 |
シールド効果 | 0 |
SP回復効率 | 0 |
Lv.1 | 攻撃力が最も高い敵に対して攻撃力×50%の多段ダメージを与える。 また最後の一撃は攻撃力×190%のダメージを与え、3秒間スタン効果を付与する。 スキル発動中は無敵状態になり、相手の回避を無効化する。 最後の一撃は命中すると敵の攻撃力の40%を6秒間、自分に付与する。 この効果は同じ敵には重複されず、付与された攻撃力は自分の攻撃力の450%を超えることができない。 |
Lv.2 | 最後の一撃のダメージが攻撃力×220%に増加する。 |
Lv.3 | 最後の一撃のダメージが攻撃力×250%に増加する。 |
Lv.1 | 敵単体に攻撃力×220%のダメージを与え、4秒間、敵にワイルドマークを付ける。 ワイルドマークを付けられた敵は命中が80減少し、SP回復が60%減少する。 |
Lv.2 | ワイルドマークの持続時間が5秒に増加。 |
Lv.3 | ワイルドマークの持続時間が6秒に増加。 |
Lv.4 | ワイルドマークの持続時間が7秒に増加。 |
Lv.1 | 攻撃力が最も高い敵にランスを投げつけ、経路上にいる敵を貫通し、攻撃力×180%のダメージを与える。 その後素早くターゲットの目の前に突進し、5秒継続するシールドを獲得する。 シールド値はターゲットの攻撃力の550%で、最大で自身の攻撃力の1000%を超えることができない。 途中でランスに命中した敵全てにワイルドマークが付与される。 このスキル発動中は全ての行動阻害効果が無効で、相手の回避を無効化する。 |
Lv.2 | ダメージが攻撃力×210%に増加。 |
Lv.3 | ダメージが攻撃力×240%に増加。 |
Lv.4 | ※解放には刻印レベル30が必要 ダメージが攻撃力×260%に増加。 |
Lv.1 | ランスで薙ぎ払い、周囲の敵に攻撃力×180%のダメージを与え、ノックダウンさせ、自身の失ったHPを8%回復する。 ノックダウンされた敵一体につき、自身のHPが追加で最大HPの22%回復する。 |
Lv.2 | ダメージが攻撃力×210%に増加。 |
Lv.3 | ダメージが攻撃力×240%に増加。 |
Lv.4 | ※解放には刻印レベル60が必要 ワイルドマークが付いている敵を攻撃すると、1体につき追加で最大HP4%相当のHPを回復する。 敵にマークが付いていない場合はワイルドマークを付与する。 |
初期 | 味方の攻撃がワイルドマークを付与された敵に命中した時、4秒間命中が70、クリティカル率が15増加する。 この効果は重複されない。 |
+10 | 命中が80に増加し、クリティカル率が20に増加する。 |
+20 | 命中が90に増加し、クリティカル率が25に増加する。 |
+30 | 味方の攻撃がワイルドマークを付与された敵に命中した時、SPを60回復する。 この効果は2秒に1回発動する。 |
+40 | 味方の攻撃がワイルドマーク付与中の敵に命中した場合、4秒の間、魔法効力が40増加(重複不可)。 |
3/9 | スキル「ブラッディランス」の攻撃範囲外にいる敵から受けるダメージが40%減少する。 |
9/9 | 累計で最大HP95%のHPを失うと、バトル終了まで制御効果に対して無敵になり、攻撃力が30%増加し、さらに毎秒70ポイントのSPが回復する。 |
【ゲーム内説明】 ババリア部族の戦士英雄。 敵陣に突入して戦い、高い持続能力を持つ。 |
登場時 | この道を選んだことに後悔はない |
移動時 | ここまで来て、もう後戻りはできない |
通常攻撃 | これが戦士の覚悟ってやつよ |
スキル1 | あんたの相手は私だ |
スキル2 | —— |
スキル3 | 甘く見ないで頂戴 |
必殺技 | 私の奥義、見せてやろう! |
勝利時 | 私の人生だ、他人にどうこう言われる筋合いはないよ |
神話時 | 自分で選んだ道だ、他人にどうこう言われる筋合いはない! |
旅館 | 自分で選んだ道なら、どんなことが待ち受けようとも最後まで諦めてはならない。 |
心優しい女戦士、アンダンドラーー
一人の少女を助けたことで、人生が大きく変わってしまった。だけど、彼女は決して後悔はない。掟よりも命が大事なのだから……。
アンダンドラは、幼い頃からババリア部族の聖地で育った。その場所は、砂嵐が巻き上がり、侵入を許さないとばかりのタスタン砂漠の中にあったのだ。だが、その中に入ることは容易ではない。強い風で巻き上げられた砂は巨大な壁となり、人々の行く手を阻む。その壁を超えると豊かなオアシスがあり、巨大な神殿の遺跡が存在しているのだ。強者しかたどり着くことができない場所……。ここがババリア部族の聖地である。伝説によると、人間と神々が力を合わせていた古き時代に建てられた建造物だと言われている。神殿の石壁には不思議なトーテムが彫刻され、それには古の魔法知識が隠されているという。ババリア部族の中でも特に人望が厚い長老によって管理されている。そしてここを守っているのは、部族の中でも名の知れた強力な戦士たちで、神殿武士と呼ばれていたのだった。
アンダンドラは神殿武士となるために育てられ、他の選ばれた子どもたちと一緒に過酷で厳しい訓練を受けていた。脱落者も多く、訓練の途中で二度と起き上がることができなかった子どももいるほどだった。それゆえ、無事に訓練を終え、神殿武士として選ばれる子どもはほんの一握りだった。
ある日の夕方ーー
一日の訓練を終えたアンダンドラは、疲れた体を引きずるようにしてオアシスの水辺に向かい、水を飲んでいた。ふと気がつくと、やせ細った赤い髪の少女が横たわっていたのだ。アンダンドラと一緒に訓練をしていた子どもたちはその少女を見て見ぬ振りをする。きっとそのうち、ハゲワシの餌食になるのだろう。訓練の途中で散々見てきた光景だった。神殿武士の過酷な訓練は、弱者への慈しみさえも失わせるのだった。だが、アンダンドラはこの少女をなぜだか放っておくことができず、神殿まで背負って帰ってきたのだ。少女は暑さによる脱水症状と栄養失調、さらに虐待を受けた傷跡も見られ、すでに虫の息だった。アンダンドラは、少女を自分のテントまで運んだ。そして、傷を癒す方法を神殿にいるヴ―ドゥーの秘術を扱う、ウィッチドクターたちに教えを請うのだった。
それからしばらく……。アンダンドラは訓練の合間を利用して、少女が起き上がるまで手当てをした。しかし少女はアンダンドラのどんな問いに対しても何も喋らず、ただ首を横に振るだけだった。言葉を発さないことに、アンダンドラは心配が募っていく。少女は、夜中によくうなされていた。とても苦しそうに泣きながら……。アンダンドラは、少女の手を握り、落ち着くまで見守っていた。アンダンドラはまだ若かったが、少女と何ヶ月か一緒に過ごしていくうちに、まるで自分が母親になったかのように感じ始めたのだ。
そんな穏やかな時間は突然終わりを告げるーー
ある日、一人の軍官が兵士たちを連れて神殿前まで来ると、少女は自分のところから逃げ出した奴隷である、今すぐ返せと要求してきたのだ。ババリア部族の間で、奴隷は合法的な私有財産で、神殿でも下賤な奴隷をかばうことはできない。そのため、長老はアンダンドラに少女を差し出すよう命令した。アンダンドラが戸惑っていると、自分の後ろで少女が怯えている。このまま連れ戻されてしまえば、きっとひどい仕打ちを受けるに違いない。少女の姿を見れば一目瞭然だった。アンダンドラは、少女を守るため、命令を断り、その軍官に対して決闘を申請し、少女の自由を勝ち取ろうと決意した。
神殿武士として生まれたからには、神殿を守るためだけに身を捧げ、それ以外のことに干渉してはならない。掟を破ってしまったら、神殿から追放され、生涯屈辱を背負って生きていかなければならなかった。しかしアンダンドラは、少女のためにすべてを捨てる覚悟だったのだ。彼女は軍官と死闘を繰り広げたが、厳しい訓練の甲斐もあり、かろうじて相手に勝利した。少女は自由の身となったが、アンダンドラは追放され、流刑地に行かなければならなくなった。アンダンドラと離れたくなかった少女は、ついていきたいと懇願する。だが、彼女はそれを許さなかった。流刑地は環境が劣悪で食べ物も乏しく、凶悪な犯罪者もたくさんいるような場所だ。自分の生死さえもままならない環境で、ひ弱な少女が行っても、生き伸びることができないと思ったのだ。アンダンドラは尊厳も捨て去り、神殿にひざまずき、少女をこの地に受け入れてほしいと懇願した。日頃からアンダンドラと付き合いが良かった一人の長老は、彼女のその姿に心を打たれ、願いを受け入れたのだった。
アンダンドラは少女に別れを告げ、一人流刑地へと向かったのだったーー
「時には自分が決意したことが衝動的なように見えることがある」
「だがそれは、軽率な行動ではなく、心に従っているだけなのだ」
あの日から60年ーー
そう聞くと昔のように感じるかも知れん……。じゃが、わしは昨日のことのように、はっきりと覚えている。死に対する恐怖心と肉親を失った絶望がいまだにわしを苦しませているんじゃ……。あの出来事が起こる前までは、わしはこの集落の族長になるのだと思っていた。その準備もしてきた。だというのに、現実というのはなんと無慈悲なものだろう。過去の恐怖が拭われることもなく、武器を持っていた手は拳さえ握ることもままならない……。あの日……わしの妹である、サンドラの7歳になる誕生日という喜ばしい日。わしはまだ12歳の子どもだったーー
ババリア部族は弱肉強食の世界。弱き者は容赦なく排除される……。わしらがいた集落は、弱者が多く生活していた。そこを狙われたのだろう……。タスタン砂漠の中で最も凶悪と言われている、『サンドクロー』というノールの群れに襲撃されたのだ。奴らは人が一番警戒を緩めるといわれる、食事の時間を狙って襲撃を仕掛けてくる。抵抗する者は問答無用で殺し、残った食事を貪りながら、家畜や財宝を根こそぎ奪っていく野盗だ。『サンドクロー』は財産を奪う以外にも、生き残った子どもがいれば連れて帰る。この欲にくらんだ野盗どもは、どんな戦利品でも見逃さない……。身体が小さく弱っている子どもは奴隷として売り払い、強靭な子どもには過酷な訓練を強いて、自分達と同じく冷酷な野盗に育て上げるのである。
そうして奴らの選別が終わり、日が沈もうとする頃ーー
野盗達はとある水源地にキャンプを張っていた。奴らは『戦利品』である、わしとサンドラを2人の看守に任せ、肉と酒を用意して宴の準備をしている。その様子を見ながら、わしはずっと震えていた。恐怖によるものなのか、怒りによるものなのか。それとも、どちらもなのか……。いずれにせよ、ひどく弱っているサンドラの姿を見て、かろうじてこの激情を抑えていた。この先何があろうとも、機会を見つけ出し、妹を助け出さねばならないのだから……。
まだまだ宴が続く夜更けーー
突然、叫び声が響き渡った。
「キャンプが2ヶ所燃えているぞ!」
一気に騒然となり、ノール達は慌てて火を消す。
「くそっ! 火種は全て消したはずだ! なぜこんなにも燃え上がるんだ!?」
ノール達がいくら水をかけても、火を完全に消し去ることができない。ようやく鎮火させたかと思えば、別のところから火が燃え上がるという繰り返しだったのじゃ。奴らが途方に暮れていたその時ーー
キャンプの近くにある砂漠の向こう側から、鈴のように清らかな笑い声が聞こえた。目を凝らして見てみると、炎のように真っ赤な髪色をした少女がまるで踊り子のように舞っているではないか。じゃが、次の瞬間には、月影に身を隠しわしの視界からはいなくなってしまった。
「おい、今の見たか!? きっと火を放った奴だ! 追え!」
何人かの野党が少女を追いかけて行き、これはまたとないチャンスだと思ったんじゃ。サンドラを助けるなら今しかない。急いで縄をほどいていると、運が悪いことに看守に見られてしまい……。怒り狂った看守は、手にしていた鞭を大きく振りかざした。わしはとっさにサンドラを抱え、鞭から守ろうとしたんじゃが、不幸にも頭に直撃して……。
「ーー! ーレイ!」
「…………」
「アンドレイ!!!」
「!?」
どうやらわしは、気を失っていたようじゃ。サンドラの声で目を覚ます。ゆっくりと身体を起こし、辺りを確認すると、知らない女がまるで狩りをする山猫のように部屋の中で息を潜めていた。そして1人の看守が動いた瞬間、素早く仕留めたのだ。目にも留まらぬ速さでもう1人の看守を倒すと、持っていた武器をわしの前に投げて、こう言ったんじゃ。
「妹を助けたければ、戦え」
この口調……。父親が生前、自分を訓戒していた時と同じものだった。
「生まれながらの勇士などいない……。戦えアンドレイ。恐怖に負けるな、恐怖に打ち勝て」
彼女の強い口調に、わしは心を打たれた。サンドラを一目見たあと、目の前の武器を拾い上げ、歯を食いしばって彼女の後ろについていく。そして共に戦ったのじゃ。いや……そう思っていたのはわしだけだったかもしれん……。彼女が全てなぎ倒していったからのう……。長矛を持った彼女の前に敵うものはいなかったんじゃ。気づけば、キャンプにいる『サンドクロー』は全て倒れていた。我々は自由の身になったのだ……。張り詰めていた空気が一気に安堵へと変わる。彼女のもとへ先程ちらっと姿を見せた赤い髪の少女がやってきて、合図を送った瞬間ーー
燃え上がっていた炎が次々と消えていったんじゃ。不思議そうに眺めているわしを見ると、少女は明るく笑ってみせた。
「あたい1人でみんな解決しちゃった」
屈託のない笑顔で言いながら、こちらに近づいてくる。わしは妹と一緒に心からお礼を言った。
「あなたがサンドラね? ふふ……♪ あたいが初めてアンダンドラと会った時も、あなたぐらいだったよ!」
赤い髪の少女は身を屈めて、乱れたサンドラの髪を整えながら話し始めたんじゃ……。
赤い髪の少女がわしに話しかけているにも関わらず、女戦士は構わず歩き出していったんじゃ。慌てて少女は追いかけていった。
「ねえ、どう!? これであたいの実力も証明できたでしょ? 一緒についていってもいいよね!?」
「相手が弱すぎただけだ。お前は神殿に戻ってヌミスの面倒でも見ていろ」
女戦士は冷たく言い放つ。じゃが、なんだかんだ言いながらもふたりはとても仲が良さそうじゃった……。そして、太陽が落ちる地平線の彼方へ消えていった……。あの2人にはあれから会っていないーー
「ーー族長のおじいちゃん、それからどうなったの?」
わしの孫娘は目を光らせながら、前のめりで問いかけてきた。まるであの時の少女のように……。
「今日のお話はここまでじゃ。さあ、もうそろそろ寝なさい」
見放された地での生活は彼女の警戒心を高めた。しかし戦っている間も自信と強さを失わない。
最も勇敢な戦士だけが使えるという矛と盾。
矛は何でも貫き、盾はどんな攻撃をも防ぐ。
決してこの矛でこの盾を突いてはならない。
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