呼称 | ・フィアレスブレード ・ライアン家の雛鷹 ・大お嬢様 ・指揮官閣下 |
種族 | ヒューマン |
年齢 | 23歳 |
身長 | 170㎝ |
趣味 | 軍生活 |
好きなもの | かぼちゃのクリーミースープ |
嫌いなもの | ・恐頭骨庭 ・墓守議会 |
故郷 | 帝都‐サバンナ |
現在地 | 殆どの時間は遠征に出かけていて、ごく僅かな時間をライアン宅で過ごす。 |
現在の身分 | 黎明先遣隊指揮官 |
関連人物 | 【恩師】 【叔父】 |
CV | 悠木碧 |
誕生月 | 4月 |
※「HP・攻撃力・防御力」は上限が存在しないため記載しません。
クリティカル率 | 38.8 |
命中 | 1108.78 |
回避 | 224.01 |
魔法効力 | 0 |
魔法抑制 | 0 |
速度 | 30.09 |
自動回復 | 0 |
魔法耐性 | 25.03 |
物理耐性 | 60.8 |
吸収力 | 18.8 |
クリティカル増幅 | 0 |
クリティカル耐性 | 66.7 |
洞察 | 0 |
根性 | 57.85 |
治療効果 | 0 |
治癒 | 11.09 |
攻撃速度 | 0 |
クリティカル回避率 | 23.3 |
防御貫通 | 0 |
魔法貫通 | 0 |
熟知 | 0 |
受け流し | 11.35 |
腐食 | 0 |
緩和 | 0 |
ダメージ耐性 | 0 |
シールド効果 | 0 |
SP回復効率 | 0 |
Lv.1 | 前方に攻撃力×60%の範囲ダメージを5回与え、最後の一撃で攻撃力×150%のダメージを与え、ターゲットをノックダウンする。 さらに短時間の間、スタン効果を付与する。 |
Lv.2 | 自身が生存している間、敵英雄が戦闘不能になるたびに、味方全体の攻撃力+7%、防御力+14%。 この効果は戦闘終了まで続き、最大3回まで重複可能。 |
Lv.3 | 自身が生きている間、敵の英雄が倒される度に味方全員のSPを60回復。 |
Lv.1 | 前方に向かって猛突撃し、敵をノックダウンさせると共に攻撃力×200%のダメージを与える。 突撃中は行動阻害を無効化する。 |
Lv.2 | ダメージが攻撃力×210%に増加する。 |
Lv.3 | 突撃により、対象に短時間の間、スタン効果を付与する。 突撃で敵1体に命中するたびに、攻撃力×70%分のダメージを防ぐことができるシールドを獲得する。 |
Lv.4 | ダメージが攻撃力×220%に増加する。 |
Lv.1 | 旗を振って味方の士気を高め、自身と周囲の味方の攻撃力を8秒間30%増加させる。 |
Lv.2 | さらに自身と味方のSPが100回復する。 |
Lv.3 | SPの回復量が150になる。 |
Lv.4 | ※解放には刻印レベル30が必要 攻撃力+40%になる。 |
Lv.1 | 前方の敵1体に攻撃力×150%のダメージを与え、ノックバックさせ、短時間の間、スタン効果を付与する。 その後、前方の一定範囲内の敵に攻撃力×60%のダメージを与え、6秒の間、ターゲットの攻撃力-14%。 |
Lv.2 | 範囲ダメージが攻撃力×70%になる。 |
Lv.3 | 範囲ダメージが攻撃力×80%になる。 |
Lv.4 | ※解放には刻印レベル60が必要 攻撃力-18%になる。 |
初期 | 自身が前列に配置され、かつ自身が生存している間、後列配置の味方の被ダメージ-5%。 |
+10 | 自身が前列に配置され、かつ自身が生存している間、後列配置の味方の被ダメージ-10%。 |
+20 | 自身が前列に配置され、かつ自身が生存している間、後列配置の味方の被ダメージ-15%。 |
+30 | 前列配置の英雄が1体でも生存している限り、後列配置の味方の被ダメージ-15%。 |
+40 | 出陣後、後列配置の味方の被ダメージ−20%。 |
3/9 | 戦闘開始から18秒経過した時点で、出陣中の味方が全員生存している場合、戦闘終了まで、味方英雄の攻撃力+10%、防御力+20%。 |
9/9 | 戦闘開始後の12秒時にこの効果が発動する。 |
【ゲーム内説明】 ブライト王国の戦士英雄。 味方を強化できるスキルを数多く持っている。 |
【ゲーム内攻略】 セリスは士気を鼓舞して味方の攻撃力をUPさせ、SP回復効果を与えることができる。 また、専用装備は後列の味方の被ダメージを軽減する効果を持つ。 『おすすめキャラ』 エリア&ライラは味方の攻撃力をUPさせ、SP回復効果を与えることができる。 前列に頼りになるタンクのセリスを配置することで、後列のエリア&ライラの生存能力を高めることができる。 『その他おすすめキャラ』 |
登場時 | 王のため、国のために捧げよう! |
移動時 | ライアン家の栄光を取り戻す為の戦いはこれからだ |
通常攻撃 | そこだ |
スキル1 | 私の後に続け! |
スキル2 | 勝機は我らにあり! |
スキル3 | どこを見ている!私が相手だ! |
必殺技 | 私の槍さばきは電光石火の如く! |
勝利時 | ライアン家の未来は私が引き継ぐ! |
神話時 | 国のために全てを捧げよう! |
旅館 | 体力の訓練ができる施設が欲しい。 |
※未実装
ライアン家といえば、ブライト王国の安定と繁栄のためならばと何代にも渡り将校を輩出し、華々しい戦功を数多く挙げるほどの名家である。そんな由緒正しき家計にセリスという美しい一人娘が生まれ、愛情たっぷりに育てられたという……。
そう、彼女が10歳の時に起こった、あの戦いまではーー
ブライト王国は領土争いでババリア部族と頻繁に戦争を繰り返していたが、ついに燻っていたものが爆発し、大戦へと発展する。人の命が無残にも切り捨てられ、血の雨が降りしきる大戦で、セリスの父や兄たちを含む国が誇るライアン家の軍人全て殺されてしまったのだった……。
王は彼らを名誉ある戦死を遂げたとし勲章を与え、今までと変わらない生活ができるようにした。しかし、セリスだけは納得いかなかったのだ。いくら貴族としての尊厳を保ち、裕福な生活を送ることができるよう王が取り計らってくれたとしても、かつて栄光を手にしたライアン家はもうない……。このままでは、名門ライアン家は没落の一途を辿っていくだろう。
一族の行く末を悲観し、悲しみに打ちひしがれている家中の様子を見たセリスは、幼心に決心する。
「ライアンの家は武勲の家。お爺様もお父様も将軍だった。だったら私も将軍になればいい!」
王国において女性の将軍は存在したことがなかった。しかしセリスは、王のため、国のため、そしてライアン家復興のために、最初の女将軍になろうとあえて茨の道を選んだのだった。決意したその日から、セリスは貴族社会における女性の教養ではなく、将軍としての訓練や勉学に励んだ。剣術をはじめ、槍術や馬術、日々の武芸の稽古を血が滲む思いを積み重ねていくセリス。訓練が終わった後も、彼女に休息がやってくることはなく、父が遺した軍法・兵法に関する書物を夜中まで読み漁っていた。その姿を心配することしかできない母親は、心が裂けるほど苦しかったという……。
そうして月日は流れーー
セリスが16歳になったその年、彼女はついに動きだしたのだ。
毎年開催されている王国の建国記念日の祭典で、伝統的な余興として行われる武闘大会にセリスは参加しようとしていた。この武闘大会の優勝者は国王より直接騎士の位を叙勲される決まりだったからだ。これまでセリスは、なんとか自分一人の力でライアン家を復興させようと努力してきたが、女性であるという枷はとても重かった。どんなにライアン家という肩書があったとしても、女性が将軍まで上り詰めることは無きに等しい。
「それならば、武闘大会で優勝して実力を皆の前で証明し、叙勲式で国王陛下に軍に入るご許可を頂けるよう直接お願い申し上げる!」
そう意気込んでいたが、大会参加の条件は『貴族平民問わず20歳未満の男子』。
このままでは大会に参加できないだけでなく、ライアン家の復興を危ういと考えたセリスが用意していたものはーー
「女だからダメだと言いそうな奴らに文句を言わせる機会を与えない」
「すべては一発勝負。陛下もダメだというかもしれない。皆に嘘をついたから優勝を取り消されるかもしれない」
「ううん、そもそも優勝なんてできないかもしれない。でも、私にはこれしかない!」
セリスは頭部をすっぽり覆い隠せる兜と、男性ものの衣服の上に鎧を身につけ、男性に扮して大会の参加を申し込んだのだった。
(よし、バレていない。これならーー)
長年壮絶な努力を重ねて訓練をしてきたセリスは、巧みなスキルで次々と敵をなぎ倒していき、女性なんて微塵も感じさせないくらい強く、そして美しかった。彼女に敵うものは現れず、見事優勝することができた。
騎士叙勲、当日ーー
大会期間中ずっと兜を被ったまま、顔を一切出さない小柄な青年に、大いに興味を抱いた国王は自ら青年を引見した。従者に促され、国王の御前に跪く青年。
「華麗に勝利を収めた、そなたの顔を見せてはくれぬか」
国王の言葉の後、兜をゆっくり取り外したその瞬間、謁見の間ではどよめきが起こった。誰もが驚きを隠せず、隣人と顔を見合わせてはその人物を穴が空くほど凝視している。特に彼女に敗れた屈強な男たちは皆、恥じ入った表情をしていて、いても立ってもいられない様子だった。国王は彼女の凛とした眼差しにとても感服し、セリスに騎士の位を授与しただけでなく、前例を破り軍への入隊を許した。
「お心感謝いたします!我が王のため、国のためにこの身を捧げることを誓いましょう!」
武闘大会の伝統を覆し、国王陛下をも認めさせたセリスの噂は瞬く間に国中に広がった。その後、念願であった軍に入ったセリスは、周囲の様々な思惑にも負けず、自分を信じてくれた人々の期待を決して裏切らなかった。培ってきた武勇と知恵をもって、やがて皆が尊敬する将軍にまで上り詰め……。
ライアン家の栄光は、王国初の女性将軍セリスの手によって守られた。彼女がいる限り、これからも輝き続けてくれるだろう。
「栄光は我が心の内にあり、ゆえに恐れるものは無い!」
月明りが照らす中庭に。一本のロープを滑るように伝い、音もなく庭に下りた。軽やかに着地したのは、ライアン家の長女セリスであったーー
セリスが着ているのはいつもの淑女然とした優雅で動きにくいドレスではなく、飾りの少ないシャツに、乗馬用のキュロットと靴を履いていた。そして……。
腰には一振りの片手剣を提げていた。
セリスは姿勢を低くして、音を立てずに素早く庭の回廊を渡り、裏庭へと回った。何年も手入れされていない裏庭は雑草が生い茂り、錆びた鉄格子に蔓が絡まるなど荒れ放題……。その中を縫うように走り抜けていく。
……記憶の中の裏庭は、花々が咲き乱れ、小鳥たちがさえずる美しい場所だった。兄たちとよくここで鬼ごっこをして遊んだものだ……。
しかし、兄も父も、今はもういない。皆、一族の誇りと共に戦場で散ってしまったから……。
ブライト王国随一の将軍を輩出する名門ライアン家生まれであれば、当然覚悟していたはずの運命であった。だが、ライアン家はその不幸が短い間に訪れすぎたのだ……。いずれこの裏庭のように、かつての栄光を失い、没落していくのではないか。セリスは堪らない気持ちになる。
そんなことを思いながら、セリスは庭の中央にある乾いた噴水へと走っていったーー
噴水のそばには、執事風の男が静かに佇んでいる。この男の右袖はだらんと垂れていて、通す腕もない。月が照らす庭で一人、セリスと同じように片手剣を提げていた。
「先生……」
セリスが声をかけると、男は黙って頷き、腰から剣を抜いた。同じようにセリスも剣を抜き、二人のにらみ合いが続く。風に舞った木の葉が地面をカサリと音を立てて落ちた瞬間ーー
セリスは足を強く蹴り出し、攻撃を仕掛けると、鋭い剣戟の音が庭に響き渡る……。
これはセリスと少女の剣の師であるセインが毎晩行う二人だけの秘密の訓練だった。ライアン家の男性が全員戦死してから、家を復興すると誓ったが、少女は戦い方を知らない。まずやるべきことは、貴族の女性としての教養を学ぶことではなく、将軍としての訓練や勉学に励むことだった。その中で、セリスは剣術の師としてライアン家の執事であったセインを選んだ。その昔、家が大勢の敵に襲われた時、セインが一人で窮地を救ったことがあったからだ。
セインは剣術の稽古をしてほしいと頼まれた時、一介の執事である自分が剣を教えるなどできないと断った。しかし、セリスの決意の固さと、諦めない精神に根負けして頷いたのだった。そして、セインは自身の戦闘技術を少女に伝授すると告げたのだ。
日々の訓練を経て、剣の持ち方さえ知らなかったセリスは、武術に精通した少女へと変化していった。しかし最近は、伸び悩むようになり、焦りを感じて……。今日のセリスはいつもより気合いを入れて稽古に臨んでいた。
セリスの渾身の連続攻撃をセインは僅かな動作と最小限の防御で受け流す。隻腕の隙を突こうとしても、まるでそこに攻撃が来ると分かっているかのように弾かれる。どこをどう斬りつけても防がれてしまい、セリスから不安と焦りが滲み出てくる。その隙をセインが見逃すはずがなかった。
セインの剣が閃いたかと思った次の瞬間ーー
気づけば自分の喉元に剣の先を向けられていた。数ミリでも前に動けば、赤い血が流れるだろう。
「参りました」
セリスは剣を下ろし、一歩後ろへ下がる。すると、セインも剣を鞘に納め、今の稽古の改善点を淡々と話しだした。
「お嬢様は攻撃しようという気持ちが強すぎます。心ばかりが先走り、身体が追い付いていません。気持ちは乗せるものでございます。決してそれだけで動いてはなりませぬ」
落ち込むセリスを見てセインは一言付け加えた。
「お嬢様の気持ちの強さは、ライアン家復興において唯一無二の長所でございます。しかし、戦いには冷酷な観察と思考、判断が必要です。これらは指揮官としても大切な要素でございます」
セインの言葉を聞き、セリスは肩を落とし嘆息をもらす。
「私は、父上のような指揮官にはなれないかもしれません」
「誰かになる必要はありません。お嬢様はお嬢様の道を行けばよろしいかと」
今にも泣きそうな顔で俯いているセリスにセインなりの励ましの言葉を贈る。
「では、先生の道はどんな道ですか?」
セリスはずっと不思議に思っていた。セインの剣の腕はブライト王国において五指に入るだろう。なぜそれだけの剣術を持った者がこんなところで無名の執事をしているのか……。
「ーー今日の訓練はここまでにいたしましょう。お嬢様の剣術は私に届きつつあります。さすがはライアン家の血筋ですね。やはり、足りないのは心でございます」
セインは質問には答えなかったが、セリスもそれ以上追究はしなかった。少女は剣を収め、セインに礼をする。そして、来た道を駆けていった……。
セインはふとーー
今は亡きライアン家の親友、バートンのことを思い出した……。剣を教えてほしいと頼みに来たセリスの目は、自分を救うために犠牲となった友の目と同じだった。
「私の道は……バートン。彼の代わりにこのライアン家を守ることでございます」
セインはセリスが去っていった方向を見て、心の中でそう呟いたのだったーー
プロの軍人としての作風で、ある意味では女性らしくなく、多くの男性よりも有能で毅然としている。
ライアン家の家紋が刻まれた戦旗。
セリスにとってはこれはただの旗ではなく、ライアン家の不朽の軍人魂を象徴するものである。
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