呼称 | ・バンティス帝国の君主 ・フォールンキング |
種族 | 【過去】 ヒューマン 【現在】 グレイヴボーン |
外見年齢 | 55歳 |
身長 | 175㎝ |
趣味 | 【過去】 国を治めること 【現在】 訪れた場所を死の影に染め上げること |
好きなもの | グリーズルと妹 |
嫌いなもの | 弟 |
故郷 | バンティス帝国 |
現在地 | バンティス |
現在の身分 | バンティスの亡霊国王 |
関連人物 | 【弟】 【妹】 【部下】 |
CV | 若本規夫 |
誕生月 | 7月 |
※「HP・攻撃力・防御力」は上限が存在しないため記載しません。
※()内はPVPでのステータス
クリティカル率 | 24.6 |
命中 | 1083.02 |
回避 | 210 |
魔法効力 | 0 |
魔法抑制 | 0 |
速度 | 39.4 |
自動回復 | 0 |
魔法耐性 | 23.72 |
物理耐性 | 60.8 |
吸収力 | 7.8 |
クリティカル増幅 | 0 |
クリティカル耐性 | 22.5 |
洞察 | 8.92 |
根性 | 22.38(54.23) |
治療効果 | 0 |
治癒 | 17.09 |
攻撃速度 | 0 |
クリティカル回避率 | 26.6 |
防御貫通 | 8.11 |
魔法貫通 | 0 |
熟知 | 0 |
受け流し | 11.35 |
腐食 | 11.67 |
緩和 | 0 |
ダメージ耐性 | 0 |
シールド効果 | 0 |
SP回復効率 | 0 |
Lv.1 | 数秒間力を溜めて、前方の敵に攻撃力×140%のダメージを与える。 追加でチャージ中に受けたダメージの200%を与える。 チャージ中は受けるダメージが減少し、行動阻害を無効化する。 |
Lv.2 | ダメージが攻撃力×160%に増加。 |
Lv.3 | 与えたダメージの40%を回復する。 |
Lv.1 | 目の前の敵一体を斬り伏せ、攻撃力×120%のダメージを与える。 |
Lv.2 | ダメージが攻撃力×140%に増加。 |
Lv.3 | 追加でダメージの80%を吸収。 |
Lv.4 | ダメージが攻撃力×160%に増加。 |
Lv.1 | 死亡後、しばらくして60%のHPで復活する。 一回の戦闘で一回のみ発動可能。 |
Lv.2 | 復活時に付近の敵を3秒間スタン状態にする。 |
Lv.3 | HPの回復量が最大HPの75%に増加。 |
Lv.4 | ※解放には刻印レベル30が必要 復活後から10秒間、トーランの攻撃力が20%増加する。 |
Lv.1 | 戦闘開始時、HPが最も少ない敵に攻撃力×100%のダメージを与えると同時に呪いをかける。 続く15秒間、トーランがダメージを受けた時、呪いをかけられた敵もダメージ量の70%に相当するHPが流失する。 |
Lv.2 | 持続時間が25秒に増加。 |
Lv.3 | トーランが受けたダメージ量の75%に相当するHPが流失する。 |
Lv.4 | ※解放には刻印レベル60が必要 呪い継続時間中、呪いを受けたターゲットのHP回復速度が50%減少する。 |
初期 | 戦闘中、必殺技「リタリエーション」のチャージ期間中に、1回のみ死亡しない状態になる。 |
+10 | 戦闘中、自身の最大HPが15%増加。 |
+20 | 戦闘中、自身の最大HPが30%増加。 |
+30 | 必殺技「リタリエーション」のチャージ中に、死亡しない状態が2回まで増加。 |
+40 | 戦闘中、最初の2回の「リタリエーション」のダメージが30%増加。 |
3/9 | スキル「リザレーション」によってスタン状態になった敵を自分の所に向けて一定距離引き寄せる。 スキル「リザレーション」によってスタン状態になった敵1体につき、トーランは復活後最大HPの5%のHPを回復する。 |
9/9 | スキル「リザレーション」によって復活すると、トーランは150ポイントのSPを回復する。 |
【ゲーム内説明】 グレイヴボーンのタンク英雄。 死亡しても1回だけ蘇ることができ、攻撃を受けることで敵にダメージを与える。 |
登場時 | 踊れ、この猿ども! |
移動時 | それなりの覚悟はあろうな、我が愚弟よ! |
通常攻撃 | 王の御前だぞ、跪け! |
スキル1 | 余の前にひれ伏せ! |
スキル2 | —— |
スキル3 | —— |
必殺技 | —— |
勝利時 | いずれ世界は我が手のもとに! |
神話時 | 我が帝国は、死から蘇るのだ! |
旅館 | ふん、ここはわしの王宮にあるトイレよりも狭いではないか!まあ。これらの装飾が気に入ったからここに入居してやる!もう下がってよい、これは報酬だ、早くグリーズルを呼んでまいれ。 |
バンティス帝国の賢帝トーランーー
彼の統治によって帝国をかつてないほどに繁栄の時代に築き上げ、そう呼ぶ者が多かったという。だがそれも昔の話……。トーランは慈悲深い人物であり、平和主義で外国との交流に非常に励んでいた。彼の努力によって、いくつかの戦争が避けられ、軍事費を大幅に削減しか結果、バンティス帝国はとても豊かになった。税金が安くなっただけでなく、戦争を回避したことにより残酷に失う命は減り、兵士たちも家族と幸せに過ごせる日々が続いた。
しかしーー
国民から愛されていたトーランは、皇位を巡った政権争いに巻き込まれることとなる。領土拡大を主張するイーグル派貴族たちは、戦争を回避するトーランのやり方に不満を持っていたのだ。それを目ざとく見つけたのは、トーランの弟エドウィンだった。エドウィンは貴族たちの不満を利用し、帝位を奪おうと画策していたのだ。裏でイーグル派貴族たちや戦争で儲けたい商人たちと結託し、陰謀を企て、時を待っていた。そうとも知らないトーランは平和に過ごしていたが、ついにその時がやってきたのだったーー
とある晩餐会にて、長い間帝位を狙っていたエドウィンがついにその野心を表に出し、宮廷でクーデターを起こした。人々の叫び声、うめき声がひしめく中、トーランは実の弟であるエドウィンに殺され悲惨な最後を遂げたのだった。血の海とはまさにこのことだろう……。それまで平和だった国が地獄へと真っ逆さまに落ちた瞬間だった。護衛グリーズルも無残にころされていった。しかし、皇帝に忠実なグリーズルはトーランを護るため、自ら悪魔に魂を売り、この世のものではない姿へと成り果てたのだ。再び立ち上がったグリーズルはエドウィンをはじめ、全ての反逆者を殺し、トーランの死体を連れ去ったのだった。その後……忠誠心と言う執念によって、グリーズルは死霊魔術を使い、トーランを復活させた。しかし、復活したトーランはもうかつての慈悲深き皇帝ではなかった。
「ははははっ! 余は地獄の底から帰ってきた!」
「余の前にひれ伏せ!」
怨念に満ち残虐な暴君に変わり果て、何者も信じぬ不死者となったのだった。そして、あの卑劣な皇帝殺しである弟エドウィンも同様に、ネクロマンサーによって復活したと知り、怒りで我を忘れるほど暴れ回ったという。
慈悲深いバンティス帝国の賢帝トーランと呼ばれた彼はもうどこにもいない……。彼は骸骨の大軍を率いて、同じ不死者となったエドウィンを今も探し続け、復讐を狙っている。
「生ける者は信じるな。死した者はもっと信じるな」
黒いワタリガラスの群が墓地の上空を旋回している……。なんらかの不吉な気配に吸い寄せられたようだ。その気配に当てられたのか、ワタリガラス達は時々興奮して奇声を上げる。その鳴き声が広い墓地にこだまし、さらに不気味さを増しているようだったーー
墓地の中心にある荒地には、奇妙な魔法陣が描かれていた。それは血で描かれ、周囲には頭蓋骨や羊の角など供物が置かれている。そして……。魔法陣の中には老人の死体が横たわっていたのだった。
死体の皮膚にはわずかな死斑があり、頭には金色の冠が被されていた。グリーズルは魔法陣の前に立ち、死体を尊厳の眼差しで見つめていた。だが、その目は灰色に濁っている……。
グリーズルが見つめているのは、かつて彼が忠誠を誓った皇帝、トーランだった。だが、そのトーランはグリーズルの目の前で反乱軍に殺されてしまったのだ。不死者に生まれ変わったグリーズルは反乱軍を全て抹殺した。
しかし、裏切りによる死は、慈悲深い君主にとって最大の冒涜であったに違いない……。皇帝を守ることができなかったグリーズルは、悔しくて悔しくてたまらなかった。そうして、後悔の念に苛まれた彼は、自分の無力のせいで生まれたこの結果を償うため、死霊呪術で最愛の皇帝を死から救い出そうとしていたのだった……。
皇帝を復活させる儀式の準備が整う。2つの刃を地面に差し込むと、魔法陣からは緑色の光が放たれ……。魔法陣を描いていた血がドロドロと液状になり、一気にトーランの死体に向かって集まりだした。そして、ものの数分で死体はその血液に包まれたのだった。
トーランの死体を見つめながら、自分自身の過去の記憶や皇帝との思い出を必死に回想している。不死者となった者の記憶は、身体と共に朽ち始め、曖昧になるのだ。しかし、生前ずっと守り抜くと誓った信念だけは忘れることはなかったのだった。
懸命に記憶をたどっていると、グリーズルは7歳の頃のことを思い出したーー
彼の家では、長男は忠誠の証として7歳から宮廷で、皇帝に仕えるという伝統がある。長男だったグリーズルは、言うまでもなく宮廷に送られた。愛してくれる母親から離れ、見知らぬ宮廷に送られることは、7歳のグリーズルにとって不安でしかなかった。そのこともあり、彼はよく宮廷の庭で隠れて泣いていた。しかし、それはすぐに見つかり、同い年の皇子や姫達に笑われることも多かったのだった……。
そんなある日ーー
何人かの皇子がいつものようにグリーズルを侮辱していた。グリーズルは黙ってじっと我慢していると、たまたまその場所を通りかかったトーランに見られたのである。すると、トーランは皇子達を厳しく叱ったのだ。グリーズルは今でもトーランが言った言葉を覚えているーー
「この子の一族は代々我が帝国に仕えている。彼の一族がいなければ、我々皇室の繁栄はない。兄弟のように接するのだ!」
トーランの優しさが心に染み渡っていくようだった。
……次に思い出したのは、グリーズルが16歳の頃のことーー
トーランは彼のために成人式を主催した。まるで実の父のように、誇らしげに自分の手でグリーズルに近衛兵の鎧を着せたのだ……。その年ーー
トーランが狩りに出かけた時のことだった。数人の衛兵を連れていたが、奇襲を受けてしまったのだ。狡猾な刺客は、皇帝の急所を狙って猛毒の矢を放ってくる。すかさずグリーズルは皇帝の前に立ち、身を挺して毒矢を防いだが、瀕死の重傷を負ってしまった。すぐに宮廷へ帰り手当をしたが、グリーズルは眠ったままで……。トーランは彼の身体の中から毒が抜けるまで連日眠らず看病をして励まし続けたというーー
「うっ……」
老いて衰えた怨念の声が、グリーズルを思い出から現実に呼び戻す。
魔法陣の中央で血液に包まれていたトーランが、ゆっくりと身体を起こし……。目を開けると、かつてあった慈愛に溢れた優しい眼差しは消え、邪悪と憎悪で満ちていたのだった。
その眼差しの前に、グリーズルは片膝をつき、首を深く下げる。かつて玉座の前にした時のように、彼は皇帝に再び忠誠を誓ったのだったーー
善政を行い、民を愛し、国民から慕われる名君であった。弟のエドウィンは戦を好み、過激な性格を持っており、妹のテルミンは生まれつき体が弱く、物事に敏感だった。兄としてトーランは二人を理解し、守ることに全力を尽くしたが、結局は弟に裏切られ、グレイヴボーンになってからは怒りと恨みに囚われ、疑い深い性格となり、それ以降はグリーズルを除き、誰も信用できなくなった。
トーランが生前かぶっていた王冠。
彼はこの王冠が招いた災いによって命を落とした。
王冠はいつもトーランの耳元で裏切り者に注意しろとつぶやいている。
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