呼称 | インペリアルウォール |
人物関係 | 部下:モルブス |
CV | 山内良仁 |
誕生月 | 4月 |
※「HP・攻撃力・防御力」は上限が存在しないため記載しません。
クリティカル率 | 15.5 |
命中 | 780 |
回避 | 210 |
魔法効力 | 0 |
魔法抑制 | 0 |
速度 | 14.4 |
自動回復 | 0 |
魔法耐性 | 7.3 |
物理耐性 | 60.8 |
吸収力 | 0 |
クリティカル増幅 | 0 |
クリティカル耐性 | 2.5 |
洞察 | 0 |
根性 | 9 |
治療効果 | 0 |
受ける治癒量 | 0 |
攻撃速度 | 0 |
クリティカル回避率 | 0 |
防御貫通 | 0 |
魔法貫通 | 0 |
熟知 | 0 |
受け流し | 0 |
Lv.1 | 巨大な剣で前方の敵に猛攻をしかけ、敵に攻撃力×200%のダメージを与え、スタンさせる。 |
Lv.2 | ダメージが攻撃力×260%に増加。 |
Lv.3 | ダメージが攻撃力×320%に増加。 |
Lv.1 | 剣を振り上げ前方の敵を攻撃し、攻撃力×150%のダメージを与え、吹き飛ばす。 |
Lv.2 | ダメージが攻撃力×180%に増加。 |
Lv.3 | ダメージが攻撃力×200%に増加し、落下後さらに追加でスタンさせる。 |
Lv.4 | ダメージが攻撃力×240%に増加。 |
Lv.1 | 最大HPが10%増加。 |
Lv.2 | HPの回復量が10%増加。 |
※最大ランク時
HP | 1200 |
アーマー | 20 |
移動速度 | 190 |
レベルが3上がるたびに、最大HPが100アップする。 また、HPも徐々に回復する。 |
一番近い敵に武器を振り下ろし、ダメージを与える。 |
【ゲーム内説明】 ブライト王国のタンク英雄。 強力な行動阻害能力を持つ。 |
登場時 | 王国軍と共に |
移動時 | いざ、参る! |
通常攻撃 | 我に続けぃ! |
スキル1 | ここは通さん! |
スキル2 | —— |
必殺技 | 敵を排除する! |
勝利時 | 王国を守ることこそが我が使命だ |
※未実装
ブライト王国の『インペリアルウォール』その名もホーガン。しかし、彼がこう呼ばれたのはごく最近で……
ホーガンは王国で数少ない平民出身の将軍の一人だった。彼の所属は王国軍辺境第4師団。ブライト王国のため、民のため、この身を捧げよう! という目的で王国軍に入ったのではなく、彼はただ、毎日食事が支給されることに魅力を感じて軍隊入りしたのだ……。実は、このことは誰も知らない。
毎日食べ物に困らないからという理由で軍隊に入ったが、訓練や仲間たちと過ごしていくうちにその考えはすぐに変わる。
気づけば20年ーー
ブライト王国のため、民のため、軍のため、この身を捧げ続けたのだった。しかし、どれほど尽くそうとも、平民出身であるホーガンの階級は曹長より上にはいけなかった。彼は自分自身の力をもっと国のために使いたいと常日頃思っていたが、階級が全ての邪魔をする。長年磨いた兵法や、鍛えた腕前を、活かせるところはあるなずなのに。『平民出身』という事実が彼をずっと悩ませるのだった。
そんな時ーー
ホーガンに大きな転機が訪れる。
彼が40歳を迎えた年のことだった。その年に赴任してきた新たな師団長は、とある貴族の嫡子で、権力を笠に着てふんぞり返るような男だった。根拠のない自信から蛮勇を振るい、部下に尻拭いをさせるという上官としてはあるまじき行いを繰り返していた。特に、部下の話には一切聞く耳を持たなかった。先の戦が不安になるほど……。その不安は見事的中することにーー
侵略をしてきたババリア部族との防衛戦のことだった。ババリア部族が突然慌てたように撤退を始めたのだ。これを見た若き師団長は、今が好機だと言わんばかりに、一人残らず討ち取れと命じたのだった。しかし、ホーガンは撤退の不自然さとババリア部族の慌てぶりにそぐわぬ被害の少なさから、罠だと気づく。
「このままでは我が軍が殲滅する! 師団長、進軍はおやめください!」
ホーガンは何度も進言するも、手柄に目がくらんだ師団長は一蹴する。さらには、臆病者と罵り、全く相手にしなかったのだ。
だがーー
ホーガンの予想は的中する。王国軍辺境第4師団は敵の計略にまんまとはまり、大敗を喫する。未熟な師団長は、過ちを自らの命で贖うこととなった。
第4師団が惨敗しても、ババリア部族は侵攻をやめることはなかった。指揮官を失った第4師団は、自分たちがどうするべきなのか判断ができずにいる。その隙を逃さないババリア部族は、容赦なく猛攻を浴びせ、次々にブライト王国軍を倒していく。
しかし、このような状況下でも、ホーガンの闘志は消えていなかった。劣勢でも立ち向かい、敵をなぎ倒していくホーガンの姿を見た同僚や部下たちは、いつしか、彼を支持するようになった。気づけばホーガンは、指揮権を手にしていて……。
そこから彼の快進撃が始まるーー
絶望に打ちひしがれていた仲間たちを鼓舞しながら残存戦力をまとめ上げ、自ら先陣を切ったのだ。ババリア部族の隊長を何人も打ち破り、突破口を開くと……。
この流れに乗った仲間たちは、押し寄せる敵を山地に誘い込み、少数の利を活かして遊撃戦を展開する。そして、ついに敵の追撃を振り切ったのだ。彼らは勝利を喜び合うと同時に、ホーガンこそが指揮官にふさわしいと、心の底から称えるのだった。
その戦いの後でも、ホーガンはいくつも戦功を挙げ、勇敢さと知略をもって王国に名を轟かせた。
辺境軍の総指揮官に任命されたホーガンは、カタストロフの侵略に備え、ドワーフたちと協力し国境線に堅牢な防衛線を築き上げた。
今もなお、ホーガンは最前線に立ち、ブライト王国と民のため、身を捧げている。そんな彼に付けられた名前は……ブライト王国の『インペリアルウォール』
ホーガンがいる限り、王国の平和は決して揺らぐことはないという称賛と願いを込めて……
「私の目が黒いうちは、ここは通さん!」
辺境師団キャンプ地ーー
ブライト王国とドワーフの兵士たちが明るい焚き火を囲んで酒をあおっている。今夜は普段の厳格な雰囲気と違い、とても賑やかだった。
ここ数日カタストロフの攻勢が急に弱まり、国境線から数十キロメートル先まで後退していったのだ。おかげで、連日戦っていた兵士たちは一時的につかの間の休息を得ることができている。
キャンプ地の中央にある焚き火のそばでは、琴を弾いてる若い詩人の足元で、大人しい猫が寄りかかりながら、うたた寝をしていた。兵士たちは久しぶりに戦いから解放され、旨い酒と美しい曲に心から癒されている。そんな喧騒の中、キャンプの片隅で、老人ドワーフが一人静かに、銃を抱えながら酒を飲んでいた。すると、華やかで高い声が響き……。
「それでは、一曲捧げましょう! 勇敢なドワーフの銃士モルブスが暴れ熊を狩る物語です!」
若い詩人の一声に、兵士たちは期待を込めて拍手喝采を送る。
「寒い極地の氷原で、黒色火薬の硝煙が立ち込めていたーー」
詩人の歌が老人ドワーフの耳へと届き、肩がピクリと跳ねる。そして、手がかすかに震えだし、グラスから黒ビールがこぼれてしまった。
「昔のわしは何時間でも銃を構え続けられたが、今は酒を数杯飲んだだけで手が震えとる。わしは本当に老いたようじゃ」
歌を聞けば聞くほど、『ロイヤルガンナー団』へ入隊するために奮闘していた若い頃を思い出し、落ち込んでいった。あの頃の自分は怖いもの知らずで、どんなことにも挑戦していた。それが今となってはーー
しみじみと思い出していると、気づけば歌が終わりを告げようとしていた。悲観的なのはドワーフらしくないと老人ドワーフは頭を叩いて、酒を一口で飲み干したのだった。
詩人が歌い終えると、グラスを掲げてこう叫んだのだ。
「偉大な熊狩りモルブスに!」
兵士たちも続いてグラスを掲げながら叫んだのだった。
「モルブスに!」
「モルブスに!」
すると、兵士たちとは別の大きな声が聞こえてきたのだった。声がした方を見れば、テントの中から指揮官のホーガン将軍が顔を出していた。ブライト王国の兵士たちは全員立ち上がり、指揮官へ敬礼する。ホーガンは笑顔で手を振り、兵士たちを座らせ、宴の続きを楽しむよう声をかけた。ホーガンは軍規に厳しいことで知られているが、平民出身の彼は兵士たちに対して、訓練や戦いの時以外は、分け隔てなく接していたのだ。
ホーガンは兵士の手からグラスを受け取り、キャンプの隅に向かう。そして、老人ドワーフの傍らに腰を下ろした。ホーガンの行動を目で追っていた兵士たちは、そこで初めて老人ドワーフの存在に気づく。一方、伝説的な英雄からより多くの武勇伝を聞き、歌にしたいと思っていた詩人は、ホーガンに挨拶するべく、同じように彼の元へ向かっていった。詩人は数日前にこのキャンプ地を訪れていたが、ホーガンに会うのは今日が初めてだった。
「はじめまして、ホーガン将軍。吟遊詩人のアンジェロと申します」
「悪かったな、このところ軍務が忙しくて、お前を接待する暇もないのが現状だ。このような過ごしづらい所へ来てくれて感謝する。お前の歌は兵士たちを大いに励まし奮い立たせてくれた。さあ、座ってくれ」
「こちらこそ、お会いできて光栄です、ホーガン将軍。僕はあなたの歌を作りたいと思っているんです。名前はもう決めてあります。『王国の壁』と!」
声高らかにアンジェロが言うと、ホーガンは少し困ったような笑みを浮かべながら答えた。
「お前は王都の貴族殿たちに人気なのだろう。私のような平民出身の軍人に歌を作るのはもったいないのではないか」
「それにーー」
ホーガンは隣にいる老人ドワーフに目を向けて、言葉を続けた。
「ここで最もその資格があるのは、私ではなく、この老兵だ。さっきお前の歌った歌の主役は彼なのだからな」
アンジェロは驚いて老人ドワーフを見た。さっき彼が歌った内容は、各地をめぐり歩いた時に農夫から聞いた話だったのだ。まさかここで、モルブス本人に会うことができるとは思ってもいなかった。アンジェロは少し恥じ入って、モルブスにグラスを掲げて……。
「殿方、お目にかかれて光栄です。アンジェロと申します。僕の歌が無礼でなかったことを祈っています」
するとモルブスは朗らかに笑い、同じようにグラスを掲げたのだった。
「大昔のことじゃ。気にせんでいいわい。あの時は若気の至りで、無茶なことばかりしていたもんじゃ。巨竜をも畏れずにのう……。今考えてみると、わしは熊に頭を落とされなくて幸運じゃった!」
くしゃっとした笑顔を向けられ、アンジェロはホッとする。
そして……。
「モルブスに!」
声を上げてさらに高くグラスを掲げると、豪快に笑ったホーガンもアンジェロに続く。最後に、モルブスは二人のグラスに勢いよくガツンと自分のグラスをぶつけて……。
「負けず嫌いの老兵に!」
モルブスは酒を一気に飲み干したのだったーー
※未実装
※未実装
※未実装
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