呼称 | ・王国の宝珠 ・お姫様 |
種族 | ヒューマン |
年齢 | 13歳 |
身長 | 140㎝ |
趣味 | 注目を浴びること |
好きなもの | ・キラキラ光る巻き貝 ・何でも話し合える友達 |
嫌いなもの | ・孤独 ・断られること |
故郷 | 王国の王宮 |
現在地 | 世界各地を旅行中 |
現在の身分 | ブライト王国で最も幼いお姫様 |
関連人物 | 【友人】 【婚約者】 |
CV | 久住琳 |
誕生月 | 3月 |
※「HP・攻撃力・防御力」は上限が存在しないため記載しません。
※()内はPVPでのステータス
クリティカル率 | 68.8 |
命中 | 0 |
回避 | 853.01 |
魔法効力 | 0 |
魔法抑制 | 0 |
速度 | 67.29 |
自動回復 | 0 |
魔法耐性 | 50.7 |
物理耐性 | 22.63(32.77) |
吸収力 | 0 |
クリティカル増幅 | 34.25 |
クリティカル耐性 | 25.6 |
洞察 | 51.31 |
根性 | 26.9 |
治療効果 | 20.96 |
治癒 | 11.09 |
攻撃速度 | 0 |
クリティカル回避率 | 1.5 |
防御貫通 | 0 |
魔法貫通 | 9.11 |
熟知 | 0 |
受け流し | 0 |
腐食 | 0 |
緩和 | 0 |
ダメージ耐性 | 0 |
シールド効果 | 4.8 |
SP回復効率 | 0 |
Lv.1 | 【パッシブ】 ペギーが二人の衛兵を連れて戦闘に参加する。 衛兵の能力値はペギーの各ステータスの80%分に相当する。 もしペギーのそばに敵がいる場合、衛兵はすぐにペギーのそばにやってきて彼女を保護する。 ペギーはいつも味方サイドの後列中央に移動しようとし、ペギーが撃破されると、衛兵は戦場を離れる。 【アクティブ】 全ての衛兵は12秒間、速度が45、防御力が100%上昇する。 戦場に衛兵が存在しない場合、この効果は衛兵を1人呼び寄せて自身を守るように変化する。 衛兵は登場する過程で継続してルート上の敵をノックアウトさせ、最後に衛兵の攻撃力×350%のダメージを与え、3秒間のスタン状態を付与する。 |
Lv.2 | 衛兵の能力値はペギーの各ステータスの100%分に相当する。 |
Lv.3 | 衛兵の能力値はペギーの各ステータスの120%分に相当する。 |
Lv.1 | ペギーはマジックスクロールを使用し、全ての衛兵及び最も弱っている召喚物以外の味方1体をペギーの攻撃力の220%分回復させる。 |
Lv.2 | 回復するHPがペギーの攻撃力の250%に増加する。 |
Lv.3 | 回復するHPがペギーの攻撃力の280%に増加する。 |
Lv.4 | 回復可能な味方の数が2体になる。 |
Lv.1 | 衛兵が自身と最も近くにいる非召喚物の味方に衛兵の最大HP20%分のシールドを8秒間付与する。 |
Lv.2 | 衛兵が武器で前方1体の敵に攻撃力×180%のダメージを与え、その後さらにシールドでノックアウトさせ2.5秒スタンさせ、攻撃力×230%のダメージを与える。 |
Lv.3 | 衛兵が武器で前方1体の敵に攻撃力×230%のダメージを与え、その後さらにシールドでノックアウトさせ3.1秒スタンさせ、攻撃力×280%のダメージを与える。 |
Lv.4 | ※解放には刻印レベル30が必要 衛兵が自身と最も近くにいる非召喚物の味方に衛兵の最大HP25%分のシールドを9秒間付与する。 |
Lv.1 | ペギーが場外に鉄砲兵を5隊召喚し自身に最も近い敵1体に一斉射撃を行う。 各鉄砲兵はターゲットに攻撃力×70%のダメージを与え、続く7秒間、敵は命中率が10減少し10の減速効果をうける。 ターゲットが敵サイドにいる場合、一定確率で命中せず、距離が離れるほど命中確率は減少する。 最大30%の確率で外れる。 |
Lv.2 | 各鉄砲兵のダメージが攻撃力×80%に増加する。 |
Lv.3 | 各鉄砲兵のダメージが攻撃力×90%に増加する。 |
Lv.4 | ※解放には刻印レベル60が必要 各鉄砲兵のダメージが敵の命中を25減少させる。 |
初期 | 衛兵は戦闘中に経験を積んでいき、8秒経過するたびに攻撃力が12%、回避が25増加する。 増加する回数は最大2回までとなる。 |
+10 | 6秒経過するたびに衛兵の攻撃力が15%、回避が30増加する。 |
+20 | 増加する回数は最大3回までとなる。 |
+30 | 衛兵がペギーのそばにいる場合、行動阻害を無効化する。 |
+40 | 増加する回数は最大5回までとなる。 |
3/9 | 1回の戦闘中に一度しか発生しない。 自身の衛兵が全員撃破されると、すぐに新しく2人の衛兵が増援に駆けつける。 |
9/9 | 全ての衛兵は戦闘開始時、最大HPの80%分軽減するシールドを8秒間獲得する。 |
【ゲーム内説明】 ブライト王国のサポート英雄。 お姫様であるため、王国衛兵を従えて戦闘し、衛兵を治療したり強化させたりする。 |
登場時 | あんにゃろ~どこいった!!? |
移動時 | みんなどけどけ~! |
通常攻撃 | よいしょ!どけどけ! |
スキル1 | 私の護衛は強いんだから! |
スキル2 | —— |
スキル3 | 狙い撃て! |
必殺技 | ブォーン! |
勝利時 | 私の強さを思い知ったか! |
神話時 | ロワンのやつ、見つけたら必ずこてんぱんにしてやる。 |
旅館 | 受け取るが良い、これは私からのお恵みよ! |
※未実装
『エスペリア童話選集』
ーー第10章 お姫様の冒険記
むかしむかし、とてもわんぱくな子どもが住んでいました。
その子の名前はラーク。森の中の『ナッツシェル』という洞窟で暮らしてーー
「パパ、そのお話はもう聞き飽きたわ!」
おもしろいお話を期待していた女の子は、頬を膨らませて不満げに言う。女の子は両脇に年をとった猫を抱えながらウトウトとしていた。
「よしよし、わかった。それじゃあ、新しいお話をしてあげよう」
男は優しく女の子のほっぺをつねると、『とあるお姫様の話』を始めたのだった。
ーーむかしむかし、ペギーというお姫様がいました。そう、ラークのお話に出てくるあのお姫様です。この日、誕生日を迎えたペギーは、お城で盛大にパーティが開かれていました。だけど、ペギーはずっとソワソワしていて、あまり楽しそうではありません。パーティが終わると同時に、ペギーは急いで部屋へと戻っていきました。ドアに鍵をかけたペギーは、さっそく動き出します。物音を立てないように部屋中のベットシーツとカーテンを結んで長いロープを作り、窓の外に放り投げました。そして、しばらく部屋の中で時がくるのを待っていたのです。
「行くわよ!」
ペギーはクローゼットの中で眠っていたラークを起こして言いました。
「みんな眠っているはずだから、今のうちにここを離れるの!」
「離れるって? どこに?」
ラークはまだまだ夢心地のようで、寝ぼけ眼のまま引っ張り出されました。
「あんたの家で遊ぶのよ! 森の中で大岩とかけっこ競争して、きのこのスープを飲んで、ロワンのやつをぶん殴ってやるんだから!」ーー
「パパ!」
女の子は男のお話を中断させた。
「ロワンって、ロワンおじさんのこと?」
「ははは。そんなことは気にしなくていいんだ」
男は優しく笑いながら話した。
「このお話に出てくるロワンが誰であろうと、彼はこの物語の主人公じゃないんだから。それじゃあ、お話の続きをするよ」
ーーペギーはラークが贈ってくれた巻貝を腰に付けていました。だけど、ロープをつたって降りるため、落としてしまうのではないかと心配でした。大事な贈り物を落とすわけにはいきません。ペギーは巻貝を結んでいた紐を締め直しました。
「海に行くのもいいわね、私、まだ海を見たことないし!」
ようやく目を覚ましたラークは、ペギーの話を聞きながらお腹をなでました。実を言うと、ラークはこのお城がかなり気に入ってたのです。たくさんの美味しい食べ物があるし、クローゼットの中には、ふわふわで暖かい服もある。自分で食べ物を見つけたり、草むらで眠ったりすることもないので、とても心地よかったのです。ラークは頭を抱えて考えました。だけど、友だちが自分の故郷で遊びたいと願っている。友だち思いのラークは、ペギーの願いを叶えようと思い直しました。
「よし、一緒に行こう! でもその前に……」
ラークは舌を伸ばして鼻を舐めて……。
「誕生日に食べた、あの柔らかい物ってなんだっけ?」
……ーー
キッチンにやってきたラークはお腹いっぱいクリームケーキを食べて、透明な檻にいっぱい詰め込み、最後に1ピース頬張り、ペギーと一緒に城の外に脱出しました。
時は夜。城は静まり返っていて、見張り兵士の足音だけがガシャガシャと聞こえていました。シーツとカーテンをつなぎ合わせたロープをしっかりつかみながら、ゆっくり、ゆっくりと降りていきます。ギシギシと音を立てながらも、なんとかロープは2人の重さに耐えていました。だけど、出発前にラークはケーキをたくさん食べています。ラークの重さのせいか、結び目がだんだんと解けていくのがペギーの目に入ってしまいました。
「げっ! ゆっくり降りてたらロープが解けてしまうわ!」
「い、いそげぇ~~~」
ペギーの足がもう少しで地面に届きそうなその瞬間、2人が焦って急に動き出したためか、ロープの結び目が解けてしまったのです。
「ぎゃっ!」
ドスンという尻もちをついた音と、思わず出てしまった声に、見張りの兵士が気づいてこちらに走ってきます。2人は慌てて起き上がり、城の外壁を越えて外の世界へと逃げていきました。
……ーー
城の外はペギーの想像よりも遥かに広い世界でした。
ユグドラシルとの境には、まるで白いシルクのような濃い霧が行く手を阻むように広がっています。この森に住む者たちは外の人間のことがあまり好きではありません。だから、森に入ったものは幻を見せられ、いつの間にか森の外に追い出されると、ラークはペギーに教えてあげました。でも、ラークはどんと胸を叩きます。
「ペギーはボクの友だちだ。ユグドラシルは友だちが好きなんだぜ! ボクのあとをついてくれば、きっと大丈夫! だけど気をつけろ~! 勝手に何か拾って食べたらダメだぞ! 特にキノコは絶対ダメ!」
「わかったわ!」
そう言って2人は森の中に入っていきました。だけど……しばらくすると、ラークの後ろを歩いていたはずのペギーが道に迷ってしまったのです。周りは真っ白な霧で何も見えず、どこに行けばいいのかわかりません。
「ここで何をしているの? 僕のフィアンセ」
なんと、ペギーの元から逃げ出した婚約者のロワンが濃霧の中から突然現れたのです。そして、ペギーの前に片足で跪き、花束を手渡しました。
「一緒に家に帰ろう。僕たちはまだ結婚式を挙げてないじゃないか」
ロワンの姿を見たペギーは、ためらいなくロワンの頬をひっぱたきました。
「あんたよくも逃げ出したわね!? 私のほうがあんたなんかお断りよ! しかもなんなの、そのくさ~いセリフ! 会ったこともないくせに! このチビ助! あんたなんかこうしてやるわ!」
勝手に婚約者を決められて許せないのはペギーだって同じでした。だけど、ロワンのほうが先に逃げ出したので、絶対にとっ捕まえて、ひっぱたいてやろうと思っていたのです。ペギーがロワンを叩き続けると、すぅっと霧のように消えていきました。すると、ペギーの周りはひまわりがたくさん倒れていました。どうやら森に幻を見せられていたようで、ペギーが叩き続けていたのは、ロワンではなくひまわりだったのです。ペギーの手のひらは、赤く腫れていました。
「姫様、品がありませんよ!」
濃い霧の中からまた人が現れました。姿を見せた、とても品のある老婦人は、ペギーのマナー講師でした。
「スカートを上げてはなりません。すぐに怒る性格も直さないといけません。それから小股でゆっくり歩いてください」
「そんなの知らないわよ!」
ペギーは舌を出し、変な顔をしてみせます。そして、足元は泥だらけでぬかるんでいて、野草も伸び放題だったので、ペギーはスカートの裾を結び上げました。
「これなら動きやすいわね!」
勢いよく駆け出したペギーは、マナー講師の幻を突き抜け、さらに濃い霧の奥へと走っていきました。すると、目の前に大きくてまん丸なお腹が現れて、避けきれなかったペギーはぶつかって尻もちをついてしまいました。
「人々は端正で聡明な姫様を望んでいるのです。あなたにはそれができますかな?」
目の前に現れたのは大臣でした。大臣は張り付いたような笑顔で話しかけました。ペギーはいろんな決まり事を他人に押し付けるばかりで自分は何ひとつ約束を守らないこの大臣が好きではありませんでした。
「父君を失望させないでいただきたいですな」
嫌な顔を浮かべながら話を続ける大臣に、ペギーはムッとして文句を言ってやろうと思いました。だけどその時、とても見覚えのある人影がペギーの目の前に現れました。それは父であるブライト王国の国王だったのです。
「パ……パパ……」
国王を見たペギーは黙ってしまいました。ハッとしたペギーは自分の姿を見て、慌てて結んでいたスカートを解きます。
「かわいい娘や。どうして城から逃げ出してこのような危険な場所に来たのだ。私がなにか悪いことでもしてしまったのか?」
国王は怒ることなく、優しい声でペギーに話しかけました。
「お前のやっていることにどんな意味があるというのだ?」
『どんな意味があるのか?』
これは大人たちがよく聞いてくる質問でした。ペギーはいつもこの質問に答えられません。それにこの質問に対して答える必要も感じていませんでした。ペギーは軽く拳を握り、ムッとした顔で見上げるとこう話しました。
「意味なんてないわ! それがどうしたっていうの?」
その言葉に答えるように、突然強い風が森の中を吹きつけます。すると、マナー講師も大臣も国王もみんな吹き飛ばされていきました。そしてユグドラシルは本当の姿をペギーの前に現したのです。歩く大岩、呼吸をするキノコ、貝殻で一杯の砂浜、そして大きな海!ーー
「パパ、お姫様のパパは悪者よ。だってお外へ遊びに連れて行かないもの。それに知らない人と結婚させようとしたりして。本当に悪いパパね!」
話を聞き終わった女の子はお姫様がかわいそうだと訴える。そして、眠そうにあくびをしてから、男に向かって口を開いた。
「眠いから、私もう寝るね!」
「えっ!? ちょ、ちょっと待って。話はまだ終わってないよ!」
男は女の子を起こし、話を続ける。
ーー海ではしゃいでいるペギーはまだ知りませんでした。近くの森の中から何人かの王国衛兵がペギーのことを見守っていることを。
「おい、居眠りなんかするなよ? 国王の命令なんだ。姫様に気づかれずに彼女を守るんだ!」
「お前のせいだぞ!? 変なキノコのスープを飲ませやがって。そのせいで気づいたら羊を抱えて逆さ踊りをしていたんだ! あんあ恐ろしい幻覚を見るなんて……。蝶の羽の女の子が助けてくれなかったら、今頃どうなっていたことか!」
「大声を出すな、姫様に気づかれるだろ!」
「待て、さっきから木の上であのアライグマがずっと俺たちを見ているんだが……」ーー
「すやすや……」
女の子は眠気に勝てず、猫をかかえたまま眠りについてしまった。男は優しい笑みを浮かべる。彼はこれまでに英雄の功績を称える詩を書き続けてきた。だが、今は楽しくほのぼのとした物語で愛する娘を眠りにつかせることが男にとって一番になっている。ロウソクの火を消し、男は女の子に毛布をかけると、静かに部屋を離れていったーー
※未実装
幼い頃から家族と過ごす時間が少なかったため、とても寂しがり屋で、家族(特に父親)から注目されることを切望している。家族の気を引くために、突拍子もない行動やいたずらをすることが多い。そうしているうちに、外部の人からは、彼女は意志の強い、生意気な子供に見えてしまった。それに加え、身分の高いお姫様ということもあり、あえて近寄ってくる人は少なく、ますます孤独になり、内心では遊び相手が欲しいと思っていた。
断られることを恐れ、傷つきやすい性格。しかし、プライドも高く、内面の弱さをカバーするために、意地悪な行動をとることが多い。これによって、彼女のイメージはさらに悪くなって、誰もが敬遠する小魔女になってしまう。
この色鮮やかなホラ貝はペギーとラークの友情の証であり、衛兵に命令する角笛でもある。
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