呼称 | 怠惰の鑑 |
CV | 猪股彗士 |
※「HP・攻撃力・防御力」は上限が存在しないため記載しません。
※()内はPVPでのステータス
クリティカル率 | 71.38(81.38) |
命中 | 1063.78 |
回避 | 1181.34 |
魔法効力 | 0 |
魔法抑制 | 0 |
速度 | 20 |
自動回復 | 0 |
魔法耐性 | 12.52 |
物理耐性 | 14.02 |
吸収力 | 17.8 |
クリティカル増幅 | 36.66 |
クリティカル耐性 | 31.9 |
洞察 | 0 |
根性 | 25.3 |
治療効果 | 0 |
治癒 | 0 |
攻撃速度 | 0 |
クリティカル回避率 | 1.5 |
防御貫通 | 23.42 |
魔法貫通 | 0 |
熟知 | 0 |
受け流し | 0 |
腐食 | 0 |
緩和 | 0 |
ダメージ耐性 | 0 |
シールド効果 | 0 |
SP回復効率 | 0 |
Lv.1 | ゼクスは味方サイドの端に移動して、2秒間、0.13秒ごとに前方エリア内の敵にビームを発射する。 ビームは敵に攻撃力×200%のダメージを与え、怠惰効果のある敵の場合、追加で速度が20減少し、5秒継続する。 ビームは怠惰効果のある敵を優先的に攻撃する。 |
Lv.2 | ビームのダメージが攻撃力×230%に増加する。 |
Lv.3 | ビームのダメージが攻撃力×260%に増加する。 |
Lv.1 | ゼクスは攻撃力が最も高い敵に攻撃力×250%のダメージを与え、怠惰印を1スタック付与する。 怠惰が3スタックになった時、その敵はクリティカル率が40減少し、3秒ごとに攻撃力200%のダメージを受ける。 敵が必殺技を発動すると怠惰効果は解除される。 このスキルは怠惰効果が発動したことが無い敵を優先的に攻撃する。 |
Lv.2 | 攻撃力が最も高い敵に与えるダメージが攻撃力×300%に増加する。 |
Lv.3 | 怠惰効果のある敵に与える継続ダメージが攻撃力250%に増加する。 |
Lv.4 | 減少するクリティカル率が50になる。 |
Lv.1 | ゼクスは最も遠い敵に堕落の瞳を発射して、ルート上の敵全てに攻撃力×220%のダメージを与える。 堕落の瞳が命中した敵に怠惰効果が無い場合は、怠惰効果を付与し、怠惰効果が付与されている場合は追加で最大HP15%のダメージを与えるが、このダメージはゼクスの攻撃力600%を超えることはできない。 |
Lv.2 | ダメージが攻撃力×260%に増加する。 |
Lv.3 | ダメージが攻撃力×300%に増加する。 |
Lv.4 | ※解放には刻印レベル30が必要 怠惰効果のある敵に追加で与えるダメージが最大HP20%に増加するが、このダメージはゼクスの攻撃力800%を超えることはできない。 |
Lv.1 | 敵が近づいてくると、ゼクスはその敵をノックバックとともに3秒スタンさせ、攻撃力×270%のダメージを与える。 さらに続く5秒間、命中を120減少させる。 ゼクスは必殺技「凝視」を発動した場合、終了と同時にスキル「嫌悪」のクールタイムがリセットされる。 |
Lv.2 | ダメージが攻撃力×300%に増加する。 |
Lv.3 | ダメージが攻撃力×330%に増加する。 |
Lv.4 | ※解放には刻印レベル60が必要 敵の減少する命中が160になる。 |
初期 | 自身のクリティカル回避率を20増加させ、怠惰効果を持っている敵はゼクスに与えるダメージが30%減少する。 |
+10 | クリティカル回避率が25増加し、ダメージ軽減効果が40%に増加する。 |
+20 | クリティカル回避率が30増加し、ダメージ軽減効果が50%に増加する。 |
+30 | 敵の怠惰印が2スタックになった時、怠惰効果を発動する。 |
+40 | 必殺技「凝視」のビームが同じ敵に命中した場合、発動中の必殺技のビームがその敵に与えるダメージが10%増加(最大10回まで重複可能)。 |
3/9 | 戦闘開始時、対面の位置にいる敵英雄に対して直接怠惰効果を発動させる。 |
9/9 | 必殺技「凝視」の継続効果が3秒に増加する。 |
【ゲーム内説明】 カタストロフのレンジャー英雄。 敵に連続で大ダメージを与えることができ、同時に敵に様々なデバフ効果を与える。 |
登場時 | 怠惰、それは人間の本質だ |
移動時 | 面倒くさい… |
通常攻撃 | 何をしても無意味、何をやっても無駄。 |
スキル1 | 努力したからって何も変わりはしない。 |
スキル2 | 努力すればするほど、惨めになるだけだ。 |
スキル3 | ふぁ~。この寝心地、悪くないね。 |
必殺技 | 悪の根源?悪くない。 |
勝利時 | 勤労、それは地獄への近道。 |
神話時 | 「生きるって…面倒くさい。」 |
旅館 | 怠惰、言ってみればただのレッテルに過ぎない。だが人間よ、その背後にある根本的な原因を考えたことがあるか? |
※未実装
(1)
ゼクスは長いあくびとともに眠りから覚め、ゆっくりと体を起こした。彼はカタストロフだ。だがゼクスは、自分がカタストロフであることに不満を感じているのだ。騒がしい戦争にも、無駄な血を流すことも、自ら策謀するのもまったく興味がなかった。人間とカタストロフが作り出したゴミのようなものが、エスペリアの長い歴史に埋もれている。どちらの勢力に加わるにしても、面倒くさいことに変わりはない。
「生きるって……面倒くさい」
ゼクスを長い眠りから覚ます唯一の方法、それは飢えだった。彼は今、お腹が空いている。
(2)
マタル城の城下町周辺に住んでいる漁師たちは、真面目で仕事熱心なことで知られている。ここの名産品はマタル真珠で、彼らの手によって海底から収穫されていた。ケイリン城の城下町に住んでいる貴婦人たちが、質が良いと噂するほど有名なものだった。
この辺りの漁村にトッドという男がいた。彼は怠け者で有名で、村人たちからは、『怠け者トッド』と呼ばれている。ゼクスはトッドのように、怠惰な人間を気に入っていた。なんとか近づこうと隣村の村人に姿を変え、素知らぬ顔でトッドの前に現れる。気が合う2人はすぐに仲良くなった。ゼクスたちは船の影に寝転がり、破れた網越しに漁師たちが海に出る姿を眺めていた。
「みんなよく頑張るなぁ」
トッドも漁師であるのに、まるで他人事のように呟く。トッドの怠け癖は筋金入りだった。長年ほったらかしにしてくたびれてしまった自分の家さえ直そうとしない。だが、祖先がこの海の漁師だったということは自慢げに話すのだ。
トッドの周りには、いつも怠惰なオーラが漂っていた。ゼクスは、それがとても心地よかった。だが、物足りない。一度トッドの怠惰の味を知ってしまうと、もう戻ることができない。味を占めたゼクスは、それをより多く求めるようになった。
「今朝、城のほうからまた税務官が来たな」
いくら怠け者のトッドでも、今日は真珠の収穫に行かなければならなかった。
「仕事熱心で真面目な漁師たちには、今年から納税額が3割増しだってよ」
真面目な漁師たちの海に出る時間は、かなり増えてきている。彼らは真珠を売ったお金で、より性能が優れた船と漁具を買っていた。その中でも、人一倍熱心な漁師がいた。名前はクーパー。
「まったく憎ったらしいヤツだ!」
クーパーは同じ年頃の若者の中で、漁師としての才能が一番ある人物だった。城下町を毎日ブラブラしている者とは違い、野心と夢を持った若者で、家族のために朝から晩まで必死に働いていた。ほかの漁師が仕事を切り上げても、クーパーはギリギリまで海に潜り、真珠の収穫に励んだ。
「クーパーはあと数年もすれば、マタルの城下町に家を建てられるようになるんだろうなぁ……」
トッドは羨ましそうに話す。
「頑張って働けば、今よりももっと楽な生活が送れるって死んだ親父が言ってたけど、本当にそうかもしれない」
「どうだかな?」
ゼクスは海に潜っていく若者たちを眺めながら答えた。当然、その中にクーパーもいる……
クーパーが漁をしていると、眩しい光を放つ大きな真珠が目に飛び込んできた。こんなにも美しい真珠は、生まれて初めてだった。クーパーは真珠がある場所まで必死に泳ぐも、一向に近づけない。目の前にあるのに決して手が届かない。幻のようだった……
(3)
珊瑚の茂みに隠れていたゼクスは、クーパーの心臓めがけて鋭い爪を突き立てた。クーパーの瞳孔は一瞬大きく開いたが、次第に光を失っていった。金色の夕焼けが海をオレンジ色に染めていく。穏やかな時間の中、クーパーの心臓は動きをとめた。
「真面目、それは地獄への一番の近道だ」
漁師の中で一番深くまで潜れるクーパーは、永遠に届くことのない真珠のために、命を捧げたのである。だが、その真珠は狡猾なカタストロフが魔法の力で作り上げた幻だった。
「真面目、仕事熱心、努力……そんなことをしても、快適な生活を得ることは決してない。トッド。いくら頑張っても、すべては無駄に終わるんだよ」
若い漁師の耳元で、狡猾なカタストロフが囁いた。その声に驚き、トッドは体を起こす。
「えっ、今ーー…………あれ?」
先ほどまでトッドと一緒に寝転がっていたはずの仲間がいない。ふとトッドを覆う影に気がつき空を見上げると、信じられない光景が目に入る。体を大きく伸ばして空高く舞い上がり、大きな翼を広げている仲間は、人間の姿ではなかった。
ゼクスの赤く染まった瞳に、そう遠くない繁栄したマタル城が映った。『砂漠の真珠』と呼ばれるこの海辺の都市は、日が落ちると栄えた城下町らしく、灯火によって輝き始める。今夜、城下町で開かれるオークションで、真珠が高値で競り落とされるだろう。そして、マタルの都心部はますます輝かしいものになる。だが、比例するように、周辺一帯の税収は増えていくに違いない。
「お前の父親は、お前がマタルの城下町で暮らすことを望んでいると言っていたな?」
ゼクスは狡猾な目をさらに細め、笑みを浮かべながら話した。
「トッド。私と……組まないか?」
カタストロフに空から見下ろされているトッドは、恐怖で動くことができなかった。それに、どうしてカタストロフに付き纏われているのかも理解ができない。
「マタル城の城下町には、行く宛もない浮浪者たちがたくさんいる。お前はそんなヤツらの一番上に立つべき人間だ」
ゼクスは少し興奮した様子で話した。これまでトッドと一緒に過ごしてきて、トッドなら城下町の先導者にピッタリだと思っていたのだ。『怠け者トッド』が牽引役となれば、さらなる傲慢と怠惰が作り出せるとゼクスは胸を躍らせていた。今までもなかなかの味わいであったが、ゼクスはずっと物足りなさを感じていたのだ。
エスペリアのカタストロフにとって、怠惰は数ある味わいの中のひとつに過ぎない。怠惰がもたらす苦しみ、絶望こそがカタストロフの腹を満たす本当の食事と言えるだろう。
さて、次はどこにするか?
「盲目な人間よ。家畜のように働けば働くほど、鞭に打たれれば打たれるほど、これがお前の本来あるべき姿だと嘲笑されるだろう」
ーーゼクス
※未実装
※未実装
ゼクスの翼の下には無数の赤い瞳がある。
空を飛び、翼を広げた時、その瞳を見た人は網膜に覆われ身動きが取れなくなる。
赤い瞳が閉じると、その人は窒息し、精神が朦朧とし、錯乱状態に陥る。
※未実装
※特になし
Protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.
まだコメントがありません。