呼称 | ・ライトブリンガー ・ランワードの子 |
種族 | ヒューマン |
身長 | 185㎝ |
趣味 | 修行 |
好きなもの | 世界に幸せをもたらす聖光 |
嫌いなもの | 人の心を惑わす悪魔 |
故郷 | ブライト王国 |
現在地 | ブライト王国 |
現在の身分 | 聖堂枢機院メンバー |
関連人物 | 【恩師】 【同僚】 |
CV | 片野浩次 |
誕生月 | 6月 |
※「HP・攻撃力・防御力」は上限が存在しないため記載しません。
※()内はPVPでのステータス
クリティカル率 | 15.5 |
命中 | 938.88 |
回避 | 219.34 |
魔法効力 | 0 |
魔法抑制 | 0 |
速度 | 69.6 |
自動回復 | 0 |
魔法耐性 | 15.82 |
物理耐性 | 60.8 |
吸収力 | 0 |
クリティカル増幅 | 0 |
クリティカル耐性 | 65.7 |
洞察 | 0 |
根性 | 60.31 |
治療効果 | 2.79(9.46) |
治癒 | 17.09 |
攻撃速度 | 0 |
クリティカル回避率 | 13.3 |
防御貫通 | 1.7 |
魔法貫通 | 0 |
熟知 | 0 |
受け流し | 11.35 |
腐食 | 0 |
緩和 | 0 |
ダメージ耐性 | 0 |
シールド効果 | 7.99 |
SP回復効率 | 0 |
Lv.1 | 聖なる光の力で、8秒の間味方全体に攻撃力×500%のダメージを防ぐシールドを付与する。 |
Lv.2 | シールドが付与されている間はHPが持続的に回復し、シールドの持続時間が10秒に増加。 |
Lv.3 | シールドの耐久度が攻撃力×550%に増加。 |
Lv.1 | 聖なる力が宿るメイスで、周囲の敵に攻撃力×130%のダメージを与えてノックダウンさせる。 |
Lv.2 | ダメージが攻撃力×150%に増加。 |
Lv.3 | 敵を一体ノックダウンさせるごとに、8秒の間自身の受けるダメージが20%減少。 |
Lv.4 | ダメージが攻撃力×160%に増加。 |
Lv.1 | 聖なる光で最も弱っている味方のHPを攻撃力×200%回復し、防御力を5秒間増加させる。 |
Lv.2 | ターゲットが弱っているほど回復量が最大で75%まで増加。 |
Lv.3 | 回復量が攻撃力×220%になる。 |
Lv.4 | ※解放には刻印レベル30が必要 回復量が攻撃力×240%になる。 |
Lv.1 | 盾に聖なる光を注いで盾を構え、受けるダメージを65%減少させる。 盾を構えている間は行動阻害を無効化し、必殺技が使用可能になると、盾を下ろしてすぐに必殺技を発動する。 |
Lv.2 | 盾を構えていた間は被ダメージ時のSP回復量が200%増加。 |
Lv.3 | 盾を構えている間は受けるダメージが75%減少。 |
Lv.4 | ※解放には刻印レベル60が必要 盾を構えた瞬間に、自身が失ったHP×35%のHPを回復する。 |
初期 | 通常攻撃がクリティカルヒットするか、またはスキル「ホーリーストライク」が敵に命中すると、4秒間、ターゲットの被ダメージ時のSP回復量が30%減少する。 |
+10 | 4秒間、被ダメージ時のSP回復量が60%減少。 |
+20 | 4秒間、被ダメージ時のSP回復量が90%減少。 |
+30 | 敵の大部分のバフ効果を解除。 |
+40 | 4秒の間、敵のSP回復量-90%。 |
3/9 | スキル「ディバインシールド」は発動中は中断されない。 「ディバインシールド」効果継続中、自身の下に配置されている味方の受けるダメージが30%減少する。 |
9/9 | スキル「ディバインシールド」効果継続中、自身の下に配置されている味方のダメージを受けて回復するSPが75%増加する。 |
【ゲーム内説明】 ブライト王国のタンク英雄。 必殺技で味方全体に強力なシールドを付与する。 |
登場時 | 私は聖なる光に仕えし者、人々を新時代へと導きましょう |
移動時 | すべての命は等しく尊いものです |
通常攻撃 | 悪を野放しにできません! |
スキル1 | 神に代わって天罰を下す! |
スキル2 | 神の癒やしを与えよう! |
スキル3 | ディバインシールド!ここからは通しません! |
必殺技 | 共に戦おう!セイブザブライト! |
勝利時 | 聖なる光は我らと共にあり! |
神話時 | 聖なる光のご加護があらんことを! |
旅館 | もしこれが私の望んでいることであるとしたら、他人に疑われても私は決して動揺しない。 |
博愛の騎士、ルシウスーー
ブライト王国のランワード家に新世代の長男ルシウスが産まれる。ランワード家といえば、名将を輩出する名門として国中にその名を馳せていて、知らないものはいないと言われるほど。そんな名家に生まれたルシウスは、子どもの頃から多くの期待を寄せられていたのだ。
ルシウスが12歳の時ーー
大人にも負けないほど剣術や弓術に長けていたが、それは訓練の場のみだった。心優しいルシウスは、相手に怪我をさせたくないという思いから、試合でその力を発揮することができなかったのだ。命を奪う狩りなど以ての外だった。そんな彼は、生命の神デューラに夜通しで祈りを捧げるなどとても信仰深かったが、それゆえに人と関わりを持つことはほとんどなかった。その結果、周りから疎まれ、非難を受けることが多く、一族の長老をも悩ませたのだった。
15歳になったルシウスは、軍医を目指していたが、名門ランワード家の長男として騎士の道に進んでほしいという一族の思いに従い、騎士部隊に入ることになった。しかし、かつては相手に怪我を負わせることも、命を奪うこともできなかったルシウスは、どれだけ戦場で活躍しようとも負傷した敵にとどめを刺すことができず、何度も逃していたのだ。ルシウスがいる部隊はその行いのせいで、成果を挙げられることができない。いつしかルシウスは騎兵部隊から孤立していったのだった。その中でも、彼の唯一の幸せは、怪我をした馬の治療と神への祈りであった。
ある夜ーー
ルシウスはいつものようにこっそりと馬舎に入ると、目の前の光景に息が詰まったように立ち尽くした。普段世話をしていた馬すべてが、血の海の中に倒れていたのだ。ガクガクと震え、一歩後ずさると、隣から聞き慣れた声が聞こえた。
「どうせもう戦場に出られないなら、生きている価値もないだろ。誰かさんみたいに」
血溜まりの中で動かなくなっている馬を見ながら嘲笑っているのは、同じ騎兵部隊の仲間だった。
(これが人間のすることなのか……?)
ルシウスは人を信じることができず、その後すぐに軍隊を去り二度と戻ることはなかった。
ルシウスが行方不明になってどれぐらい経っただろう……。ある日、ババリア部族がブライト王国に奇襲をかけてきた。不意打ちに遭った騎兵部隊は多くの死傷者を出し、撤退を余儀なくされたその瞬間ーー
「聖なる光は我らと共にあり!」
凛とした声が響き渡ったと思えば、数頭の軍馬を引き連れたルシウスが戦場に姿を現したのだ。彼は盾を持って敵の攻撃を受け止めながら、軍馬に負傷者を乗せて速やかに撤退した。
純白な鎧に刻まれた聖十字は眩しく輝きーー
それは生命を司る神デューラが神力を注いだ光だった。その光を見た兵たちは瞬く間に傷が回復し、再び彼らの闘志に火がつきババリア部族を追い返すことができたのだった。強く凛々しい騎士として帰ってきたルシウスはランワード家の誇りとなった。もう誰もルシウスを疎む者も嘲笑う者もいない。そして、ルシウスが引き連れてきた軍馬は、なんとあの時悲惨な目にあった馬だったのだ。生命の力のおかげなのか……それは誰も知ることはなく、今では騎士たちの宝物として大切にされている。
「聖なる光のご加護があらんことを!」
厚く重たい扉をゆっくり押し開くと、響き渡る不愉快な摩擦音と共に、血なまぐさい臭いが漂ってきた。鼻を突くような臭いに、ベリンダとルシウスは眉をひそめながら、警戒心を高めるーー
数日前ーー
ブライト王国大聖堂のパレルモ司教がこのケンタ郡にある豪邸の調査を二人に命じた。主は王国の功臣であったベイル伯爵だ。十数年前に引退し、ここで隠居生活を過ごしていたはずだったが、ブライト王国大聖堂に届いた一通の密告書によれば、この屋敷の中ではカタストロフ崇拝が行われているらしい……。
奥に進めば進むほど、入り口で感じたあの嫌な臭いが強まってくる。壁には血で書かれた不気味な魔法陣が所狭しと描かれていて、カタストロフの文字で記されたカビのついた巻物が床に散らばっている。
カタストロフがこの世界に溢れ出して以来、恐怖で混迷したブライト王国全土に数々の邪教団体や秘密結社が誕生した。それらは終末論を声高く唱え、生命の神デューラに対する信仰を捨てカタストロフたちへ魂を捧げよと人々をそそのかした。もとより愚かな大衆は恐怖や誘惑に支配された瞬間、冷静さを失い、狂気に走るもの……。だからこそ、聖職者による導きが必要なのだ。
ベリンダもルシウスも、己に課された使命をよく理解している。なにより大事なのは、迷える子羊を正しい道へ帰すことだ。しかし、彼らもただ救いの手を差し伸べるだけではない。罪深き異端者と邪悪な生物には、『聖なる光』の名のもとに断罪をするのだ。
その時だったーー
突如、悲鳴が聞こえてきて……。ベリンダ達は慌てて駆け出す。どうやら声がしたのは地下の酒蔵のようで……。階段を降りていくと、一つの部屋が見つかる。ゆっくりと扉を開け、中を覗くと……。鼻がもげそうなほど強烈な悪臭が流れてきて、吐き気をもよおす。そして、薄暗い部屋の中心に、猫背の老人が不気味な笑みを浮かべながら、独り言をブツブツと囁いていたのだ。二人はこの老人がベイル伯爵だとすぐに勘付いた。
伯爵の前にある祭壇には、一人の少女が祀られていたが、喉が引き裂かれ、血が溢れていた。とても見るに堪えない光景だ。
揺れるロウソクの炎が部屋を明滅させる中、ベリンダとルシウスはとあることに気づく。壁に映るベイル伯爵の影が人の影ではなく、角と翼が生えたカタストロフの姿をしていたことに……。軽く視線を交わした二人は頷く。そう……二人の考えは同じだった。伯爵の魂は、既にカタストロフに取り憑かれているとーー
ベリンダ達はまず周囲の状況を確認する。すると、壁の隅にある巨大な鉄格子の牢屋を見つけた。中には、伯爵の子であろう数人の少年少女が閉じ込められていて……。彼らはこの後、自分達の身に何が起きるのかわかっているのだろう。すすり泣きをしていたり、放心状態に陥っていたり……。絶望に打ちひしがれていた。
伯爵は、カタストロフに媚びを売るために、自身の子どもさえ生贄にしている。祭壇の少女も、おそらく彼の子どもの一人だ。あまりにもひどい惨状に、ベリンダは唇を噛みしめる。そして、ルシウスは一歩前に踏み出し……。
「ベイル伯爵に告ぐ。カタストロフ崇拝及び背信の罪により、ブライト王国大聖堂の名においてお前を断罪する。速やかに抵抗をやめ、降伏せよ!」
目の前の『生き物』を今すぐこの場で八つ裂きにしたいという衝動をかろうじて抑え、ルシウスは宣告した。怒りに身を任せてはならない。『聖なる光』に仕えし騎士として、あらゆる行動は私情ではなく、正義のためであるべきなのだと、理性が語りかけてくる。
「ーー時は来たれり……。彼の者の降臨はもう誰にも止められはせぬ……。お前たちも、彼らの前にひれ伏すのだ……」
ブツブツと呟くベイル伯爵は、不気味に笑いながらベリンダ達を見る。
「これはもう、手遅れでしょう。完全にカタストロフに取り憑かれています。これ以上の背信を起こす前に、彼を消滅させなければ」
ベリンダは一息つき、魔法の杖を高く掲げた。静かに目を閉じて、凛とした声で詠唱を始める。すると、杖の先端に優しい『聖なる光』が灯り、伯爵に向かって放たれた。直撃した瞬間、灼熱の光となり、伯爵は人間とは到底思えない絶叫をあげ悶え苦しみだしたのだ。だが、その光を受けた伯爵の身体がみるみるうちに変化していく……。皮膚が赤く染まり、禍々しい角と翼が露わとなり……。ついに、ベイル伯爵の魂に寄生していたカタストロフが正体を現したのだった。ベリンダの杖から放たれている光が強さを増していき、あらゆる暗闇を消し去り、部屋全体が光に包まれた。牢屋にいた子どもたちも、『聖なる光』に導かれ、恐怖が少しばかり和らいだように見えた。
正体を現したカタストロフの眼は、嫌悪と怒りに満ちていた。『聖なる光』が天敵であるためだ。カタストロフは、ここで負けるわけにはいかないと言わんばかりにベリンダに向かって突進してきたが……。
一つの聖なる盾が現れ、カタストロフの攻撃を阻んだのだ。盾に激突してきたカタストロフの力は強大で、ルシウスの足がわずかに後ろへ下がる。
「くっ!」
ルシウスはなんとかその攻撃を耐え、そこから一歩も引かずに防ぐ。今、ベリンダを守れるのは自分しかいないからだ。彼女の詠唱が終わるまで、守り抜く……。
カタストロフが怒号を上げ、その鋭い爪でルシウスに襲いかかってきた。だが、ルシウスの守りは固く、ベリンダに一切近寄ることができなかった。
「聖なる光よ……!」
ベリンダが両目をパッと見開くと、光線が雨のごとくカタストロフに降り注ぐ。
「卑しい人間め。貴様らがやっていることは全て無駄だ! 強欲にして利己的、そしてなによりその軟弱な心ッ! 貴様らの本性は我が一番よく知っている! 我が身を滅ぼしたとて、この老いぼれのように醜く、そして腐りきった人間どもが、また我らカタストロフに魂を捧げるのだぁぁぁ!」
悪魔は苦痛を味わいながらも、悔しさのあまりに嘲りの言葉を浴びせる。そして『聖なる光』に焼かれていくのだった……。
カタストロフの罵詈雑言を耳にしながら、ベリンダとルシウスは悪魔が燃え尽きるまでその場で静かに佇んでいた。二人ともカタストロフの言っていたことがあながち妄言ではないことをよくわかっていた。
人の心は弱い。『聖なる光』の力でカタストロフを退けたとしても、人の心の闇を吹き払うことはできない。きっと、この先もカタストロフに惑わされ、忠誠を誓う人間は続出するだろう。
そうだとしても、ベリンダとルシウスの信念は揺らぐことはない。輝かしい人の心へたどり着くよう、『聖なる光』が導いてくれると信じているからだ。
そして『聖なる光』が輝く限り、二人の心の中に信仰心はあり続けるだろうーー
ランワード家の長男・ルシウスは、生まれた頃から、将来に期待されていた。一族の長老たちは、彼が一日も早く戦場に出て、軍功をあげることを待ち望んでいる。ルシウスはそんな環境の元で、先輩たちを見習い、厳しい訓練の中で武芸を磨き、戦場を駆け巡る日を夢見ていた。
ルシウスは、戦馬のことを戦士の信頼すべき仲間として見ていた。戦馬はプライドが高く、センシティブなところもあり、心が真に落ち着いてから初めて、その従順さと誠実さを人に見せる生き物である。ルシウスは修行以外のほぼ全ての時間を、家の戦馬たちに費やしていた。彼は戦馬たちを無名の英雄として見ていたのだ。
ルシウスの一番のお気に入りは、マーシャという名前の年を取った戦馬である。ルシウスの父の愛馬だったマーシャは、父と共にいくつもの戦場を駆け抜けてきた。まだ子供だったルシウスは、よくマーシャを見上げ、その誇り高き眼差しに惹かれながら、父親に抱き上げられ、マーシャの背中に乗せてもらい、庭で散歩していた。しかし今のマーシャは、首を持ち上げる気力すらなく、病気と疲労にすっかり押しつぶされてしまった。ルシウスはそんなマーシャのことが心配だが、自分からしてやれることは、何もなかった。
ある日、ブライト聖堂の賢者が訪れた。老賢者がかざす聖光は、神の奇跡に近い力で、傷者を治すこともできるという。それを聞いたルシウスは、優しい賢者を訪ね、聖光の力でマーシャを病から解放して欲しいと老人に懇願した。しかし、マーシャを見た賢者は、すでに手遅れだと判断した。しかし、何か別の形で、マーシャを助けることができると言った。
聖光の力で、ルシウスとマーシャの精神が繋がった。ルシウスは激戦の戦場と屍の山、そしてマーシャの子どもたちが次々と命を落とすところを見た。マーシャの苦痛の根源にあるのは、戦争なのだ。そして聖光の力で穏やかな心境を取り戻したマーシャは、数日後、安らかに目を閉じた。
マーシャを埋葬した後、ルシウスは進む道を決めた。それは今まで思い描いていた未来とは全く違う道だ。戦争によって紡がれる英雄の物語には、もう憧れたりしない。ルシウスはパレルモ主教とともに、ブライト聖堂に入った。これからは聖光の力で多くの命ち魂を救う。固い信念を持ったルシウスは、さらに修行に励むようになった。
自由を象徴する翼の加護が施された神聖な盾。
聖なる光に見守られているかのように、激しい戦いの中でも傷一つ受け付けない。
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