呼称 | ・ブライト司教 ・パゴリ伯爵の息子 |
種族 | ヒューマン |
身長 | 172㎝ |
趣味 | ・読書 ・お茶 |
好きなもの | ・導いてくれる聖光 ・聖光教典 |
嫌いなもの | 聖光を汚すカタストロフ |
現在地 | ブライト王国 |
現在の身分 | ブライト司教 |
関連人物 | 【生徒】 |
CV | 桂佑輔 |
※「HP・攻撃力・防御力」は上限が存在しないため記載しません。
クリティカル率 | 81.2 |
命中 | 0 |
回避 | 853.01 |
魔法効力 | 0 |
魔法抑制 | 0 |
速度 | 42.6 |
自動回復 | 0 |
魔法耐性 | 50.7 |
物理耐性 | 26.37 |
吸収力 | 0 |
クリティカル増幅 | 24.66 |
クリティカル耐性 | 20 |
洞察 | 0 |
根性 | 12.42 |
治療効果 | 9.45 |
治癒 | 2.34 |
攻撃速度 | 0 |
クリティカル回避率 | 14.8 |
防御貫通 | 0 |
魔法貫通 | 23.13 |
熟知 | 11.35 |
受け流し | 0 |
腐食 | 0 |
緩和 | 19.43 |
ダメージ耐性 | 0 |
シールド効果 | 0 |
SP回復効率 | 0 |
Lv.1 | パレルモは聖光の導きに従い、攻撃力が最も高い自身以外の味方英雄(未祝福状態)1名を祝福する(祝福状態は戦闘終了まで続く)。 祝福された味方英雄はクリティカル増幅が増加(上昇値=15+パレルモの初期クリティカル増幅×150%)。 また、必殺技を発動する際、自身以外の味方英雄が全員祝福状態になっている場合、祝福の代わりに聖光を召喚し、敵に攻撃力×240%のダメージを5回与える(ターゲットには攻撃力が最も高い敵英雄が優先的に選ばれる)。 |
Lv.2 | 祝福された味方英雄は自身のダメージタイプに応じて、防御貫通/魔法貫通が増加(上昇値=15+パレルモの初期魔法貫通×150%)。 |
Lv.3 | 必殺技発動時、パレルモは自身及び祝福状態の味方英雄のHPを回復する(回復量=パレルモの最大HP×15%)。 |
Lv.1 | パレルモは「訓戒」と「箴言」を交互に使用する。 なお、この効果はパレルモの通常攻撃と見なされる。 【訓戒】 敵に攻撃力×200%のダメージを与え、さらにターゲットの攻撃力を5秒間20%下げる(攻撃力がより高い敵を優先的にターゲットとする)。 【箴言】 攻撃力が最も高い自身以外の味方英雄に発動。 ターゲットのSPが600未満の場合、SPが80増加。 ターゲットのSPが600以上の場合、8秒間、与ダメージが15%増加(この効果は最大3スタックまで重複可能)。 |
Lv.2 | 「訓戒」の敵に与えるダメージがパレルモの攻撃力×220%まで増加。 |
Lv.3 | 「箴言」によるSP回復が120に増加。 |
Lv.4 | 「訓戒」の敵に与えるダメージがパレルモの攻撃力×240%まで増加。 |
Lv.1 | 戦闘開始時、パレルモは祈り続け、行動阻害効果を無効化する。 1.5秒ごとに周囲の味方英雄のHPを攻撃力×80%だけ回復し、同時に自身に「信念の力」を1スタック付与する(最大10スタックまで)。 信念の力のスタック数が上限になる、祈り期間中に受けたダメージが60%を超える、または自身以外に生存中の味方英雄がいない場合、祈りを終了する。 最初の祈り終了後、信念の力によるステータスアップ効果は味方英雄全体に適用される。 【信念の力】 1スタックごとに、周囲の味方英雄の攻撃力がパレルモの初期攻撃力×3%だけ増加し、防御力がパレルモの初期防御力×3%だけ増加。 |
Lv.2 | 祈りによるHP回復量がパレルモの攻撃力×100%に増加。 |
Lv.3 | 祈りを行った後、周囲の味方英雄のHPを、失った分のHP×30%だけ回復する。 |
Lv.4 | ※解放には刻印レベル30が必要 祈り中、パレルモは1秒ごとに周囲の味方英雄のHPを攻撃力×100%だけ回復し、さらに自身に1スタックの「信念の力」を付与する(最大15スタックまで)。 |
Lv.1 | 戦闘中、生存中の味方英雄が2名以上である場合、HPが最も低い味方英雄の被ダメージを40%減少させる。 軽減されたダメージはその他の味方英雄に分散されるが、このダメージで戦闘不能になることはない。 また、分散されたダメージの60%は5秒かけて自動回復する。 最初に味方英雄が戦闘不能になると、その他の味方英雄の未回復分散ダメージは直ちに回復し、さらに5秒間被ダメージが30%減少する。 |
Lv.2 | 最初に味方英雄を撃破した敵英雄は聖光の戒めを受け、5秒間攻撃力が30%減少し、SP獲得速度が30%減少する(この効果は重複不可)。 |
Lv.3 | 分散ダメージの80%は5秒にかけて自動回復する。 |
Lv.4 | ※解放には刻印レベル60が必要 戦闘中、最初に味方英雄にダメージを与えた2名の敵英雄は聖光の戒めを受けるようになる。 |
初期 | 「信念の力」のスタック数が上限に到達すると、味方英雄全体のクリティカル率が増加する(上昇量=10+パレルモの初期クリティカル率×40%)。 |
+10 | 「信念の力」のスタック数が上限に達すると、3秒ごとに味方英雄全体のHPをパレルモの攻撃力×100%だけ回復する。 |
+20 | 味方英雄が敵にダメージを与える際、「信念の力」のスタック数が上限に到達、かつその味方英雄のクリティカル率とターゲットのクリティカル回避率の差が100を上回る場合、その差1あるごとに与ダメージが1%増加(最大で40%増加)。 |
+30 | パレルモが祈りを行った後、「信念の力」のスタック数が上限に到達していない場合、10秒後に再度祈ることができるようになる。 |
+40 | 味方英雄が敵にダメージを与える際、「信念の力」のスタック数が上限に到達、かつその味方英雄のクリティカル率とターゲットのクリティカル回避率の差が100を上回る場合、その差1あるごとに与ダメージが1%増加(最大で50%増加)。 |
3/9 | パレルモが祈ると、最大値を超過したSPは記録される。 次に必殺技を発動する時、記録されたSPは5秒かけて回復される。 |
9/9 | パレルモが祈る、もしくは必殺技を発動すると、聖光がパレルモの代わりに自動的に「神聖教典」を発動する。 |
【ゲーム内説明】 ブライト王国のサポート英雄。 祈りを捧げることで、味方に持続的にバフをかけることが可能。 また、味方英雄が受けるダメージの一部を、他の味方に分散させることができる。 |
登場時 | 目を塞いではならん。光を見るのじゃ。 |
移動時 | 聖なる光が、進む道を教えてくれるじゃろう。 |
通常攻撃 | 聖光の教えに、耳を傾けるのじゃ! |
スキル1 | 訓戒も箴言も、全て我が心に刻んでおる。 |
スキル2 | 己の信念を貫くのじゃ。 |
スキル3 | —— |
必殺技 | 聖光の威厳を知れ! |
勝利時 | 聖光の恩恵じゃ。 |
神話時 | 聖なる光が、進む道を教えてくれるじゃろう。 |
旅館 | 大儀である。そなたに、聖光のご加護があらんことを。この旅館は居心地が良いんじゃが、ワシには贅沢すぎる。やはり、聖堂の自室が一番落ち着くようじゃ。 |
数年後、パレルモが司教に就任した時、彼は17歳で舞踏会から逃げ出した遠い日の午後を思い出すのだろうーー
それはサバンナで最も輝いていた時代だった。ババリア部族が部族間の紛争で余裕がない中、ブライト王国は今日も平和で栄えていた。貴族たちは豪華なドレスで身を包み、美酒に酔いしれながら宴を楽しんでいる。今日は各界の著名人が集うチャリティー舞踏会だった。パゴリ伯爵の末子であるパレルモ・パゴリは、ゴブレットを持って会場の隅に立っていた。彼は舞踏会にはあまり興味がない。その代わり貴族たちの悲鳴を今か今かと待っているのだった。少し前の狩猟で、ロヴィス家の令息に恥をかかされたパレルモは、当然のごとく復讐を企てた。そして、飲んだら無様に嘔吐する謎の薬を令息のグラスに数滴注いだところだった。
「うぅぅーー!」
(きた……! これでみんなあいつに嫌気がさすはずだ!)
「なんだこれは!? 医者を呼べ! 警備隊! 警備隊!」
(医者……? いや、大丈夫だ。医者を呼んだところできっとあの馬鹿息子が変な物を口にしたと判断するに違いない)
「司教! 目を覚ましてください! ジョバンニ司教!!!」
(……は? 司教、だって? くそ! なぜだ!? 確かにグラスはあいつの手に渡ったはずなのに……どうしてジョバンニ司教が……!)
年老いた司教は、去年重病を患ったばかりだった……
(大丈夫、大丈夫だ……ちょっとイタズラしようとしただけじゃないか……司教はきっと無事だ。だって薬を売ってくれたラスティーアンカーの商人も死ぬことはないと言っていたじゃないか!)
「…………」
怖くなったパレルモは、人混みをかき分けそっと舞踏会から抜け出した。ジョバンニ司教暗殺未遂事件! 病に倒れ、現在療養中! このニュースはあっという間に王都中に広がり、群衆は激怒した。パレルモは恐怖におののき屋敷にこもっていた。兄の話によると、あの日の料理人と従者たちが警備隊によって逮捕され、尋問を受けているそうだ。それから数日後ーー
最終的に、1人の従者が犯人として挙がってきた。チャリティー舞踏会の主催者に罵倒されたことが犯行動機に繋がったと警備隊に判断されたらしい。そうしてその従者は牢屋に放り込まれた。このことを知ったパレルモは、もう屋敷にこもって、じっとなんてしていられなくなった。自分が罰を受けるならともかく、他人が自分の代わりになるなんてどうしても受け入れられなかった。彼は急いで警備隊に駆け込み、自首をしたのだった。警備隊長はパレルモの話を聞くと、何も言わずに部屋を出ていった。1人になったパレルモは、このままきっと逮捕されて牢屋に放り込まれるのだろうと思う。逮捕されるのは当たり前のことなのに、パレルモは牢屋生活のことを考えて、不安を募らせた。部屋の扉が開いたその時だった。目の前には鬼のような形相の父、パゴリ伯爵が立っていたのだ。そのそばで、警備隊長が媚びへつらうような笑顔でパレルモに向かって父親と一緒に帰るようにと手を振って合図している。だがパレルモはそれが気に食わなかった。彼はぐっと歯を食いしばったあと、その場で、大声で自分の罪を叫ぶ。少なくとも十数人は、彼が毒を盛ったという事実を聞いただろう。パゴリ伯爵の顔面は真っ青だ。警備隊長は戸惑いながらも伯爵の顔を伺っている。だがこのままパレルモを帰すわけにもいかず、警備隊長は逮捕の命令を下したのだった。そして、パレルモが逮捕されてから1ヶ月以上が経った……パレルモは面会を禁止されていて、孤独に自分の判決を待っている。外の情報がまったく入ってこないパレルモは、彼を担当する看守から、ちらほらと情報を得ていた。不当に逮捕された従者は釈放され、父のパゴリ伯爵は多額の賠償金を払ったようだ。父はいまだに息子のために奔走していて、一家の資産をいくつか売り払い、立派な聖堂を建てようとしているらしい。パレルモが罰せられないように……そして、ジョバンニ司教は数日前、ようやく目を覚まし、徐々に体も回復してきたようだった。パレルモはこの時になって初めて、自分がどれほど重大な事をしてしまったのかということに気づいた。自分がどんな罰を受けることになるのか、日夜不安を抱えていた。だが、ある静かな晩のことーー
看守が突然、牢屋の鍵を開けて、パレルモに目配せをしたのだ。
「さあ、行け。すべて伯爵様が手配済みだ」
パレルモは少し戸惑ったが、無意識のうちに扉の外に向かって一歩踏み出そうとした。だが、ふと思い立ち止まって看守に質問をする。
「あなたはどうなるんだ?」
今度は看守が戸惑った。
「伯爵様から金をもらっている……まあ……おそらく……鞭打ちの刑ぐらいだろう……」
「駄目だ。私はもうたくさんの人を巻き込んでいる。あなたまで巻き込みたくはない」
そう言ってパレルモは急いで牢屋の中に戻って座り込んだ。看守は困惑しながらも、牢屋の鍵をかけずにその場から立ち去ったのだった。
「えっ、ちょっと……鍵はーー」
立ち上がって看守を呼び止めようとしたその時だった。車いすに乗ったジョバンニ司教が、父であるパゴリ伯爵と一緒に牢屋に入ってきたのだ。司教はパレルモを見つめながら静かに口を開いた。
「お前の父親の言う通り、お前は悪い子ではない」
「え……?」
そして、息子のために何日も司教に許しを請うたパゴリ伯爵に顔を向ける。
「聖なる光はお前の子を連れ戻すよう導いてくれるだろう」
パゴリ伯爵は司教に一礼し、その場を後にした。そしてパレルモとジョバンニ司教は、2人きりになる。パレルモはしばらくの間、司教のそばで跪き、ずっと黙っていた。すると、司教がパレルモの顔を撫で始めた。驚いたパレルモの肩が跳ねる。優しく撫でる司教の手から、温もりが伝わってきて、ずっと緊張していた神経がゆっくりと緩んでいくのを感じた。すると、小さな独房を暖かい聖なる光が包み込む。司教はまるで大聖堂の裏庭でのんびりとお茶を飲んでいるかのような穏やかな表情で優しく問いかけた。
「かわいそうに……私に何か言いたいことはあるのか?」
パレルモは2ヶ月ぶりに本心を語る機会を得る。彼はぽつりぽつりと、罪の告白と恐怖を語り始めた。
「自分が一族の名誉を傷つけたことで、パゴリ家の栄光が失われたんじゃないかって怖くて……それに……ロヴィス家のやつとのこともそうです……本当に愚かで、醜い争いでしかありません……規則に従う者は愚か者で、規則を破る者こそが勇者だと思っていました。今になってようやく、規則はみんなを守るためのものだと気づきました……」
聖なる光の下で、パレルモは恥ずかしさのあまり自分の顔を覆ったが、ジョバンニ司教は頭を上げるよう囁いた。
「目をつぶってはならない。汝は光に従うのだ」
パレルモが顔を上げると、司教は一冊の聖光教典を渡した。教典はやや古びているが、とても素晴らしいものだった。彼は黙ってそれを受け取り、文字に目を落としたが、その言葉はあまりにも難解で読み解けない。パレルモは少し恥ずかしそうに顔を上げて尋ねようとしたが、司教はすでに牢屋を後にしていた。聖なる光だけが、その後もずっとパレルモを包み込んでいたのだったーー
パレルモは結局、サバンナから出て行くよう言い渡された。裁判では、ジョバンニ司教がパレルモは人間としての規範を知っていると証言している。パレルモがサバンナに戻ったのは、それから10年後のジョバンニ司教が亡くなった後だった。聖堂の司祭になったパレルモは、ジョバンニ司教の墓前に立ち沈吟する。彼は教典から多くの教えを受け、聖なる光の導きに従ってきたことを司教に伝えた。緑の芝生を風が吹き抜け、彼の思いに応えるかのように、聖なる光がパレルモの後ろで輝いた時、サバンナは、罪に真摯に向かい合ったこの穏やかな青年を受け入れたのだった。そして……ジョバンニ司教から贈られた教典も、パレルモと一生を共にすることとなったのだったーー
※未実装
誰もが憧れる家庭に生まれたパレルモは末っ子として、可愛がられながら幼少期を過ごした。ある日、貴族の息子たちとの狩猟旅行でイタズラされた彼は、はじめて悔しさを味わった。
それからパレルモはいつもおぼっちゃんたちと一緒に、「ライバル」たちをおちょくるため、そして自身が特別だと証明するためのイタズラを考えていた。大きなトラブルがなかったため、これらの行為を知った父親もあまり止めようとしなかったが、その寛容さゆえにパレルモのイタズラはさらにエスカレートしていく。
そしてある日、彼はイタズラを実行するために飲み物に薬を混ぜ込んだが、その飲み物をジョバンニ司教が間違って飲んでしまい、危うく命を落としてしまうところだった。目撃者はおらず、さらにパゴリ家の権力と影響力で処罰を免れることは可能だったが、パレルモは自分の罪から逃げはしなかった。そのことを知ったジョバンニは、パレルモをその思い刑罰から救い、さらに聖光の恩寵をもたらしたのだ。
聖光の導きはパレルモを正しい道に連れ戻し、そしてパレルモは一生その導きに従うと決意した。彼はサバンナから追放され、これまでの恵まれた生活から離れたが、聖光の道に進んだことで、これまで感じたことのない安らぎと開放感を感じるようになった。現在、パレルモはブライト大聖堂の司教を務めており、その冷静な判断力と知識、誠実な人柄が高く評価されている。新しい人生を歩んでいるパレルモはジョバンニ司教の許しと、聖なる光の導きに感謝している。
パレルモは司教になると、ジョバンニ司教が導いてくれたように、若い人たちを導き、生徒たちに聖光の秘儀を身をもって教え、さらに生徒たちとともに聖光の教えを広めた。生徒の中でも、特にベリンダとルシウスの才能に注目しており、パレルモは彼らがより多くの人々に聖堂の恵みをもたらすことに大きく期待している。
生徒以外にも、道を踏み外し、パレルモの助けを借りて聖光に救われた者は数え切れないほどいる。自分のあの頃と同じように、パレルモは誰にでもセカンドチャンスがあると信じている。
パレルモが少年の時に、偶然の出来事でもらった教典。
聖光の教義が記されている。
パレルモはこの本から多くの知識と教えを覚え、人々に聖光の恩恵を説く時も、教典を手に持っている。
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