※「HP・攻撃力・防御力」は上限が存在しないため記載しません。
※()内はPVPでのステータス
クリティカル率 | 66.9 |
命中 | 1093.88 |
回避 | 1228.01 |
魔法効力 | 0 |
魔法抑制 | 0 |
速度 | 13.3 |
自動回復 | 0 |
魔法耐性 | 17.47 |
物理耐性 | 18.97 |
吸収力 | 0 |
クリティカル増幅 | 16.66 |
クリティカル耐性 | 21.7 |
洞察 | 22.3 |
根性 | 12.92 |
治療効果 | 0 |
治癒 | 0 |
攻撃速度 | 35.4(52.07) |
クリティカル回避率 | 8.49 |
防御貫通 | 9.11 |
魔法貫通 | 0 |
熟知 | 0 |
受け流し | 0 |
腐食 | 8.75 |
緩和 | 0 |
ダメージ耐性 | 0 |
シールド効果 | 0 |
SP回復効率 | 0 |
Lv.1 | 素早く上下に往復移動しながら、15秒間連続で水平に矢を撃ちまくる。 矢一本につき水平線上の敵全体に攻撃力×100%のダメージを与える。 |
Lv.2 | ダメージが攻撃力×110%に増加。 |
Lv.3 | ダメージが攻撃力×120%に増加。 |
Lv.1 | 通常攻撃で射出された矢が貫通性能を持ち、直線上のすべての敵に攻撃力×140%のダメージを与える。 |
Lv.2 | ダメージが攻撃力×170%に増加。 |
Lv.3 | このスキルは「猛毒合成剤」の影響を受けている敵にダメージを与えると、ヴァークは3秒間、攻撃速度が60上昇する。 この効果は重複されない。 |
Lv.4 | このスキルが毒におかされている敵にダメージを与えると、ヴァークは追加でSPを40回復する。 |
Lv.1 | 毒薬の瓶を投げつけ、10秒間敵を毒状態にする。 毒におかされた敵はすべてのSP回復量が50%、攻撃力が50%減少するとともに毎秒ヴァークの攻撃力×50%のHPが流失する。 毒状態は重複されず、すでに毒状態の敵が再び毒におかされると、毒の持続時間が累積される。 |
Lv.2 | 毒によって毎秒流失するHPがヴァークの攻撃力×60%に増加。 |
Lv.3 | 毒によって毎秒流失するHPがヴァークの攻撃力×70%に増加。 |
Lv.4 | ※解放には刻印レベル30が必要 毒によって毎秒流失するHPがヴァークの攻撃力×80%に増加。 |
Lv.1 | 戦闘開始時、前列の味方英雄と自分の背後に劇薬の罠を仕掛ける。 罠は敵が近づくと発動し、周囲の敵を3秒間スタン状態にし、その後敵を10秒間スキル「猛毒合成剤」と同じ効果の毒状態にする。 行動阻害が無効の敵に対してはこの罠は発動しない。 |
Lv.2 | スタン時間が4秒に増加。 |
Lv.3 | スタン時間が5秒に増加。 |
Lv.4 | ※解放には刻印レベル60が必要 戦闘開始から20秒後に、ヴァークは戦場の中央と自身の後ろに劇薬の罠を仕掛ける。 |
初期 | 必殺技「クレイジーショット」が同時に3つの矢を放つようになる。 追加された矢は攻撃力×80%のダメージを与える。 |
+10 | 追加された矢のダメージが攻撃力×100%に増加。 |
+20 | 追加された矢のダメージが攻撃力×120%に増加。 |
+30 | 必殺技「クレイジーショット」が同時に5つの矢を放つようになる。 |
+40 | 追加された矢のダメージが攻撃力×200%に増加。 |
3/9 | 通常攻撃と必殺技「クレイジーショット」のダメージが自分の毒効果を受けている敵に対して35%増加する。 |
9/9 | 通常攻撃と必殺技「クレイジーショット」が自分の毒効果を受けている敵に対してダメージを与えると、毒効果の継続時間が1秒延長される。 |
【ゲーム内説明】 ババリア部族のレンジャー英雄。 貫通力の高い弓矢で密集した敵に効率よくダメージを与える。 |
登場時 | さあ、狩りの時間だ |
移動時 | 真っ向勝負なんて、愚者の所為よ |
通常攻撃 | 穴を開けてやるぜ |
スキル1 | 一石二鳥とはこういうことだ、ひひひ |
スキル2 | ポーションをプレゼント、なんちゃって |
スキル3 | おっと、流石に場所を変えるぜ |
必殺技 | ほれほれ、全員串刺にしちゃうよ |
勝利時 | 生き延びたものが勝ち、これぞ世界の真理 |
神話時 | 真っ向勝負なんて、アホがすることだ! |
旅館 | ここにはいいものがたくさんあるな、へへ。10分でここのものを全部かっぱらっていくか。(そ…それはまずいだろ?)ははは、冗談だよ!他のやつには言うんじゃねえぞ。 |
ババリア部族の中には、ワーラットという一族がいる。彼らは適応能力と生存能力が最も秀でた生物の一つだ。その中でも、特に狩りを得意としてるのが、ヴァークだった。
そもそもワーラットとは、長く劣悪な環境の地下洞窟で活動していて、隠密行動にも長けている夜行性の生物である。そして、繁殖能力も非常に高く、群れを好み、その数と狡猾な手口で自分の何倍もの大きさの獣も相手にできる。彼らは正々堂々と戦うことをしない。暗闇で獲物を待ち伏せし、毒薬瓶と弓を使うのが基本戦術だった。ババリア部族の間では、この戦術は臆病者の行為とみなされ、忌避されてきた。しかし、最小の犠牲で最大の戦利品を得ることができる効率的な狩猟方法であることは誰も否定できなかったのだった。
ヴァークは、他のワーラットにはない大胆不敵さが大きな特徴だ。
なんと彼は、蜘蛛族の巣に侵入し、毒液を盗むというババリア部族一の勇士さえ不可能とされた偉業を成し遂げたのだ。蜘蛛の巣は、世界一危険な場所と言われているが、ヴァークは恐れを知らない。より毒性の高い毒液を求めて、蜘蛛族の女王の毒を盗むことにしたのだった。巣の中は縦横無尽に糸が張り巡らされていて、一度でもその糸にかかってしまえば最後、決して逃れることは許されない。だが、ヴァークは、スニーキングスキルを活かし、蜘蛛族のパトロールを回避しつつ、糸の罠を潜り抜け、巣の最深部まで到達したのだ。そして誰にも気づかれることなく、女王から採取したと言われる猛毒を溜めた樽を見つけ出し、無事にそれを持ち帰ることに成功したのだった。狂気とも言えるその大業は、すぐに他の種族たちに知れ渡り……。
気づけばワーラットたちの評価はババリア部族の中でがらりと変わっていた。
ヴァークの行為は立派な窃盗行為ではあるが、あの危険な蜘蛛の巣からモノを盗むとは相当な才覚と勇気がないとできない。ワーラットたちを見くびってはいけない。彼らは有能な戦士である、とーー
「バカ正直に正面から攻めるなんざ、無鉄砲かただのマヌケさ。イヒヒ!」
ハンティングネストーー
ババリア部族の中でハンター達が集う、最も賑やかな場所と言われている街だが、今この時だけは静まり返っている。なぜなら、ヴ―ドゥーの秘術を扱う、ウィッチドクター・ヌミスが全身に深い傷を負ったセバスとヴァークを連れてこの地にやってきたからだったーー
ハンターの仕事を終えて、ハンティングネストに戻ってきた者達は、酒を飲みながらその日の武勇伝を語る。そんななんでもない日常を壊したのは、セバス達だった……。ボロボロの彼らをただただ呆然と眺めていたハンター達が、セバスの手にある物が握られているのを見る。それはグリズリーの拳ほどにもなる大きな牙だったのだ。壁に掲げられている、歴代のワイルドチェイサー達がかつて手に入れた偉大な戦利品を見ながら、固唾を飲む。まさか彼らは、伝説のドラゴンを狩ったのだろうか……。憶測がハンター達の頭をよぎった時、ヌミスが沈黙を打ち破りみんなに語りかけた。
「トーテムがお告げを下した。とてつもなく恐ろしい危機がまもなくやってくるが、『ワイルドチェイサー』によって打ち砕かれ、新たなハンティングネストに栄光をもたらすだろうと! 私はオアシスの沼でこの二人の勇姿を見届けるためにずっと待っていたのじゃ!」
ヌミスの言葉にハンター達は驚きを隠せない。つまり、この二人が伝説の怪物を倒したということを示しているのだ。
「驚いただろ!? 英雄になりたくて自惚れていた、この大馬鹿者がやってくれたぜ!」
自分の足で立つことができないセバスを支えながらヴァークは話し出した。それを聞いていたボロボロのセバスは、ヴァークのその態度がどうも気に食わなかったが、文句の声も出ないほど疲弊していた。
「新たな『ワイルドチェイサー』は決まったのじゃ!」
ヌミスが凛とした声で言うと、ハンター達は歓声をあげた。
伝説級の猛獣を倒したハンターのみがハンティングネストで『ワイルドチェイサー』の称号を与えられる。ハンターとしてはこの上ない名誉ある称号で、この称号を手に入れたハンターは数えるほどしか存在しない。
新たな『ワイルドチェイサー』がたった今、誕生したのだった……。疲れ切っていたセバスは、みんなの喜ぶ顔がだんだんとぼやけ、声も聞こえなくなり……。気絶してしまった。
気づけばハンター達の中で、勇者セバスがオアシスの沼でドラゴンを倒し、新たな『ワイルドチェイサー』になったという噂が広まっていったのだった。そして、憶測がひとり歩きをし、虚実とりまぜて吹聴されていった。
ハンティングネストには古い酒場があり、ハンター達はよくそこで飲んでいた。そして少し酒が入ると、いろんな噂話で盛り上がるのである。今はセバスのドラゴン退治の話で持ちっきりだった。そんな賑やかな酒場で、ある酔っ払ったハンターが目の前の酒を飲み干すと、急に意気揚々と語り始めたのだったーー
砂漠の中にあるオアシスの沼には、邪悪な魔竜が隠れ住んでいて、これまでそこを通った無数のババリア部族の者が魔竜によって食べられていた。魔竜はヴ―ドゥーの神殿に封印されている強大な力を自分のものにするため、神殿の破壊を企んでいたが、ヌミスがトーテムによってそれを見破り先手を取ったのだ。ヌミスはセバスとヴァークの力を借りて、ついに魔竜を退治するーー
「おおお!! それで、三人はどうやって魔竜を退治したんだ!?」
前のめりになる者たちを制しながら、酔っぱらいのハンターは、続きを知りたければ酒をおごれとグラスを差し出してきた。三杯おごってもらったハンターはすっかりご満悦の様子で話を続けたーー
魔竜は勇者と戦っているうちに森の外におびき出された。そこにはあらかじめ罠が仕掛けられていたからだ。魔竜はその罠にはまり、重傷を負ったまま勇者と最終対決を始めた。空には今にも嵐が吹き荒れそうな暗雲が立ち込め、まるで彼らの心の中を表しているようだった。最後に勇者セバスが、長い槍で魔竜の目を突き刺すと、槍先は脳にまで突き刺さり、そして魔ーー
「デタラメ言うな! 何が、嵐が吹き荒れそうな暗雲だよ! ここ数ヶ月間ずっと晴れっぱなしだっただろ!」
酔っ払いハンターの話を遮るように、ヴァークが大声を出した。彼がここの酒場に常連になってからというもの、魔竜の噂話が聞こえてくるたびに、横槍を入れていたのだった。ヴァークは、セバスが目の前で猛獣を倒したのを見ていたため、事実と異なる話がひとり歩きしているのが我慢ならなかった。
「セバスはただの自虐が好きな大馬鹿野郎だ」
彼は別のハンターから酒を奪うと、それを一気に飲み干してから語り始めたーー
俺はとあるツノトカゲを追っている途中でセバスに出会ったんだ。偶然にも奴も同じ獲物を追ってた。俺が毒矢でツノトカゲを仕留めようとしたら、奴はそれを止めやがったんだ。
「毒を使うなどハンターとして失格だ! 正々堂々正面から槍で勝負する」
とか、ほざきやがった。意味わかんねぇだろ!? だけど、セバスは自分の哲学を押し付けるんだ。俺は仕方なく奴の言うとおりにして、逃げるツノトカゲを追いかけた。じゃないと、面倒くさいからな。それで追いかけていくと、オアシスの沼周辺にたどり着いたんだ。
そこにはなぜかヌミスが俺たちを待っていた。なんか独り言をブツブツ言ってたな。俺達が来ることは予言で分かっていた、とかなんとか言ってた気がするぜ。だけど、俺達は獲物を追ってるからヌミスに構ってられない。気にせずツノトカゲを追いかけようとしたら、ヌミスは俺達についてきたんだ。なんかロクでもないことが起きそうな予感がしたから、俺はツノトカゲを捕らえる罠を仕掛けることにした。
罠に引っかかったツノトカゲは、逃げ道が塞がれたのを知って、耳が裂けそうな金切り声をあげたんだ。
そしたら……。大地が震え始めて、なんかとてつもなく巨大な何かが俺たちのところへやってくるのが見えて……。その時わかったんだ。オアシスの沼に入った奴は多いが、無事に戻ってきた者は少ないだろ? その怪物を見た瞬間、ああ、みんなこの怪物に食われたんだって思ったんだ……。
お前らセバスが魔竜を倒したって思ってんだろ? あれは魔竜なんかじゃねぇ! 図体の大きなジャングルトカゲだ! 一体どれだけの数食って、あんなに大きくなったのかは知らねぇが、少なくとも俺の10倍くらいでかかったな。そんな奴をあの大馬鹿者は倒すなんてほざきやがった。俺はこんなところでくたばりたくなんてなかったからな。すぐに逃げようとしたんだが、ジャングルトカゲのしっぽになぎ払われちまったんだ。危うく食われそうになったところをセバスに助けられた……。
たしかにセバスはハンターとしては優秀だ、それは認める。だけど、あれは無謀っていうんだ。奴は俺を安全なところに下ろして、すぐにジャングルトカゲに向かっていったんだ。セバスが重症を負っても、攻撃の手を緩めることはなかったーー
「それからどうなった?」
ハンターたちは息を呑みながら話の続きを迫ってきた。ヴァークは一息ついて、言葉を続けたーー
ジャングルトカゲは図体が大きすぎた。セバスはだんだんと体力が持たなくなってきたが、ヌミスによって回復とサポートを受けてたからなんとか攻撃を続けられたんだ。皮膚は分厚くて武器が全く通らなかった。
ジャングルトカゲでもこんなに手こずるってのに、魔竜なんかが出てみろ! 俺達なんかひとたまりもないぞ。
だけど、セバスはすばしっこくてな。それに翻弄されたジャングルトカゲは、ついにセバスを見失ったんだ。その隙を逃さなかったセバスは、すかさず目をグサリと突き刺した。ヒヒヒ! ジャングルトカゲもイチコロだったぜ。
あとはお前らの知っているとおり、セバスは奴の牙を持ち帰り、『ワイルドチェイサー』の称号を得たってわけさーー
ここまで話したヴァークは残りの酒を飲み干すとその場を離れた。
さっきの酔っぱらいハンターとヴァークの話は全く違うものだった。本当なら目の前にいたというヴァークの話を信じるのだろう。だが、ハンター達は半信半疑だった……。
そしてーー
セバスの武勇伝は、人に伝わっていくにつれ、どんどん話が盛られ、真実は物語となり、物語は伝説となった。
ドラゴン退治の勇者の物語は、これからも語り継がれていくだろうーー
※未実装
とても精巧に作られたクロスボウ。
非力なものにも簡単に扱えるが、非常に高い威力を持ち、放たれた矢は鋼鉄をも貫通する力を誇る。
※未実装
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