呼称 | 終わらないダンス |
身長 | アドリアン:188㎝ イリス:165㎝ |
趣味 | ・パートナーのメンテナンス ・新たなステップを模索すること |
好きなもの | イリスの笑顔 |
嫌いなもの | ・ラスティーアンカーの暗殺者 ・ロックミュージック |
現在地 | ラスティーアンカー |
現在の身分 | 謎のダンサー |
CV | アドリアン:CVなし イリス:渡瀬結月 |
※「HP・攻撃力・防御力」は上限が存在しないため記載しません。
※()内はPVPでのステータス
クリティカル率 | 58 |
命中 | 1082.1 |
回避 | 1055(1088.33) |
魔法効力 | 0 |
魔法抑制 | 0 |
速度 | 31.9 |
自動回復 | 0 |
魔法耐性 | 11.1 |
物理耐性 | 18.97 |
吸収力 | 13.2 |
クリティカル増幅 | 4.66 |
クリティカル耐性 | 9.1 |
洞察 | 78.72 |
根性 | 70.25 |
治療効果 | 0 |
治癒 | 3.51 |
攻撃速度 | 0 |
クリティカル回避率 | 14.8 |
防御貫通 | 2.7 |
魔法貫通 | 0 |
熟知 | 11.35 |
受け流し | 0 |
腐食 | 0 |
緩和 | 0 |
ダメージ耐性 | 0 |
シールド効果 | 0 |
SP回復効率 | 0 |
Lv.1 | 【パッシブ】 アドリアンとイリスはフィールド上で踊り続け、味方サイドの端に最も近い敵に向けて移動する(敵英雄を優先的に選択する)。 ターゲットの近くまで移動すると、回転してターゲットに攻撃力×200%のダメージを与え、ターゲットをフィールドの端までノックバックさせる。 ノックバックに成功した場合、3秒の間、ターゲットに「スタン」を付与する。 移動期間中、5秒ごとに通常攻撃で周囲の敵に攻撃力×150%のダメージを与える。 【アクティブ】 アドリアンは敵フィールドに向けてイリスを持ち上げ、空中にジャンプし、前方の敵全員に攻撃力×300%のダメージを与え、ターゲットを敵サイドの端までノックバックさせる。 ノックバックに成功した場合、3秒の間、ターゲットに「スタン」を付与する。 |
Lv.2 | 敵ターゲットの近くまで移動した時、回転して敵に攻撃力×300%のダメージを与える。 |
Lv.3 | 敵がフィールドの端までノックバックされた時、ノックバックの距離に基づいて、「スタン」の時間が増加する(最大で3秒増加)。 |
Lv.1 | 回転攻撃を行う時、4秒の間、敵ターゲットの最も近くにいる味方英雄に攻撃力×200%分のシールド値を持つシールドを付与する。 |
Lv.2 | シールドの持続時間終了時に、シールド所有者のHPを残りシールド値×150%分だけ回復する。 |
Lv.3 | シールド値が攻撃力×350%に増加する。 |
Lv.4 | 回転攻撃を行う時、自身もシールドを獲得する。 |
Lv.1 | 行動阻害効果を無効化する敵、またはノックバック不可の敵に対し、回転攻撃とジャンプ攻撃で重傷を与える。 重傷を与えた後、5秒の間、ターゲットは1秒ごとにアドリアン&イリスの攻撃力×150%分のHPを失う。 |
Lv.2 | ターゲットが1秒ごとに失うHPの量がアドリアン&イリスの攻撃力×260%分になる。 |
Lv.3 | 敵をノックバックさせたかどうかに関わらず、ターゲットに重傷効果を与える。 |
Lv.4 | ※解放には刻印レベル30が必要 敵1体を敵サイドの端までノックバックさせた後、6秒の間、自身の速度と移動速度が15%増加(最大3スタックまで重複可能)。 |
Lv.1 | 致死ダメージを受けた時、自身の戦闘不能を回避する。 また、5秒の間、人形に宿るイリスの魂がアドリアンを慰め続ける。 慰撫期間中、イリスの魂が消耗され、HPに変換される(変換量は最大で最大HP×90%まで)。 慰撫期間終了後、アドリアン&イリスはHPを回復し、戦闘を続ける。 慰撫期間中、自身の最大HP×2%分のダメージまたはHP流失効果を受けるたびに、慰撫の時間が0.1秒減少する。 この効果は一度の戦闘で最大2回まで発動可能。 |
Lv.2 | 慰撫期間中、自身の最大HP×4%分のダメージまたはHP流失効果を受けるたびに、慰撫の時間が0.1秒減少する。 |
Lv.3 | 慰撫期間中、敵サイドの後列エリアに位置する敵は、アドリアン&イリスにダメージやHP流失効果を与えることができない。 |
Lv.4 | ※解放には刻印レベル60が必要 この効果は一度の戦闘で最大3回まで発動可能。 |
初期 | 敵サイドの後列エリアに位置する敵に与えるダメージが20%増加。 |
+10 | 敵サイドの後列エリアに位置する敵にダメージを与えた後、3秒の間、自身の腐食が40増加。 |
+20 | 敵サイドの後列エリアに位置する敵に与えるダメージが60%増加。 |
+30 | 敵サイドの後列エリアに位置する味方英雄にもこの効果が適用される。 |
+40 | 味方英雄全員にこの効果が適用される。 |
3/9 | 戦闘中、1秒ごとに自身のSPが50回復。 |
9/9 | 戦闘中、自身の根性が50増加。 |
【ゲーム内説明】 ブライト王国の戦士英雄。 戦場で華麗に舞い、高頻度で敵に行動阻害効果とHP流失効果を与える。 |
登場時 | アドリアンとイリス、参上 |
移動時 | 不参加など、ありえない |
通常攻撃 | —— |
スキル1 | —— |
スキル2 | —— |
スキル3 | —— |
必殺技 | 空を、飛び越える |
勝利時 | 完璧な、閉幕 |
神話時 | アナタ、来てくれて、ありがとう。ワタシとアドリアンのダンス、見て。 |
旅館 | アドリアンはささやかなプレゼントを受け取ってほしいようだ。 |
ケイリン城に佇む旧弦酒場。店内では新参バンドがまばらな客を相手に生演奏を聴かせる中、店主はぼんやりとカウンター周りを片づけている。
そのとき、カラカラとドアベルが鳴り、背の低い一人の商人が入ってきた。
「どいつもこいつも同じような古い曲ばかり。最近の若いのには独創性というものがないのか」
カウンター席に着くなり、商人は店主に向かってぼやきはじめた。
「ここケイリン城で、若者が芸術を通して名を上げたいと望むのなら、私は彼らにチャンスを与えたいです。ご注文は?」
「赤サビの灰潮を」
顔を上げた商人は、店主の背後にある酒棚に、ぽつんと置かれたヒールの高いダンスシューズに目が留まった。
「誰の靴だ?」
好奇心に駆られた商人が、はばかることなく尋ねる。
「ある少女のものです。数年前、ラスティーアンカーから来たダンスペアがいたのですが、彼らのおかげで商売が繁盛しましてね」
店主は慣れた手つきでカクテルをかき混ぜはじめた。
「ラスティーアンカーだと?」
商人が大きな関心を示す。
「あそこには、人さらいかペテン師しかいないと聞くから最初は警戒しましたよ。それにアドリアンという少年は、いつも仏頂面でろくに口もきかない。でも、イリスという少女はいつも笑顔で、とても感じがよかった。そして彼女が言うのです。『試しにここで踊らせてよ。もし、あなたとお客さんが気に入ったら、そのまま続けていいでしょ』とね」
「それで踊らせたと。このステージ上で?」
商人が尋ねた。
「いいえ、ステージ上だけではありません。このテーブルで満たされた店内を、まるで二羽の蝶が舞うかのように踊るのです。鋭く飛び出したり回転したりしながら、お客さまの隙間をすり抜けていく。それでも一杯のお酒をこぼすこともなかった。信じられますか?」
店主は懐かしそうに振り返った。
「それを聞いて思い出した。ラスティ―アンカーには、若い男女が逢瀬を楽しむときに踊るダンスがあるらしい。二人はピッタリと寄り添い激しく踊る。その受難の日々を片時でも忘れるために」
「よくご存じで。当時は、私を含め誰もそんなダンスを知らなかった。でも翌日、なんと店の売り上げが倍増したのです! 三日目には、店に入りきらないお客さまで外がいっぱいになるありさまです。私は思いました。彼らをここに留めることが人生最良の選択になると」
店主は商人の前に出来上がったカクテルを置いた。
「じゃあ。その金の卵を産むニワトリはどこ行ったんだよ?」
カクテルを一口すすって尋ねた。
「一人は死んで、もう一人は逃げました」
店主はため息をついて、片づけを再開する。
「一人死んだのか」
商人は頭を下げ沈んだ表情を浮かべる。
「私に言わせれば、彼らなら城主の眼前で踊ることだってできました。でも、時計店を開く資金が必要なだけで、あまり目立つようなことはしたくないと。アドリアンの手仕事を少し見せてもらいましたが、ダンスに劣らない腕前でね。そういうわけで、私は向かいの小屋で眠ることにして、彼らを店に住まわせることにしました。ある夜、店の中から大きな音が聞こえたので慌てて見に行くと、血まみれのイリスを抱えたアドリアンが床にへたり込んでいました。手に奇妙な一枚の紙を握りしめて。そんな状況の中、イリスが申し訳なさそうに私に告げました。自分たちは逃亡者で、追手に見つかってしまったと。急いで医者を探しに行き戻ってきたら、すでに二人の姿はなく、この靴だけが残されていました」
店主の口調は無力感と後悔に満ちている。
「この紙に見覚えは?」
商人は再び酒を口にした後、突然店主の前に差し出した。
「どういう意味ですか?」
店主はわけがわからなかった。
「知っていると思うが、この町では毎日のように商人と貴族の間で秘密の集会が開かれていて、招かれざる客が来ることはほとんどない。ついこの前も、ある子爵が気の合う仲間を招いていたようだ」
「実はこの子爵、ラスティーアンカーのような無法地帯の裏組織と繋がっている。明るい未来を約束すると言って才能ある子供たちを誘い込み、一方的な契約を交わすんだ。しかし実際は、明るい未来どころか過酷な訓練だけがひたすら続く。もし契約を守らなければ、さらに悲惨なことになるだろう。その過酷さにほとんどの子供はついていけず、仮に才能が開花しても、ヤツの仲間のもとに送り込まれるだけだ」
「つまりこの集会は、互いの黒い交際を誇示する場。はっきり言って、その場にいる全員が王国のクズだ。だが、プログラムに載っていない一人のダンサー、いや、一組のダンサーが紛れ込んでいた。つまり招かれざる客だ。彼らは華麗に舞いながらステージから降り、客の間に割って入ってきた。そして少女のほうが、その子爵に何やら話しかけた」
商人の話に徐々に惹きつけられる。
「彼女は何と言ったのです?」
「聞いたところによると、それは人間の声ではなく、楽器が奏でる音色のようだったらしい。『イリスとアドリアン、約束どおり、集会、来た』それから彼女は鋭利な刃物に変形すると、少年の腕の前で風車のように廻旋、その場にいた者を死神のごとく切り刻んでいった。そして一枚の紙だけを残し、跡形もなく姿を消したんだ」
「なんてことだ、それはつまり…」
店主は驚きのあまり、それ以上の言葉が出なかった。
「ハハハ、これは情報を提供してくれたほんのお礼だ。最後にひとつ、アドリアンが持っていた紙とはこれのことかな?」
商人は血が付着した紙を取り出し、店主の前に差し出した。
「はい」
店主が固唾を呑む。
「ご協力ありがとうございました。今の話は内密に」
そう言って、商人に扮した探偵が立ち上がり、代金を支払った。
「つまり、あの二人は悪くないのですね!」
怒りを抑えきれない様子の店主。
「もちろん。あなたが彼らに機会を与えたように、彼らもケイリン城に機会をもたらしてほしい。それが城主の望みだ」
最後にそう言い残し、探偵は店を出ていった。
※未実装
人の命にほぼ価値のないラスティ―アンカーでは、アドリアンやイリスのようなダンサーが日の目を見る可能性はゼロに等しい。だがそんな劣悪な環境でも、イリスは常に明るく笑みを絶やさなかった。彼女の元気溢れる笑顔とダンスに対する情熱は、無口で陰気な性格だったアドリアンを変え、彼を泥沼のような生活から救い出してくれた。
よくある恋物語のように、二人は互いに惹かれ合い、恋に落ちた。勇敢で前向きなイリスは、どんなに困難な状況でも明るく振る舞った。そんな彼女に心打たれたアドリアンは、毎日を大切に過ごすことを意識し始め、身の回りの喜びを感じられるようになった。そして二人は誰にも邪魔されない場所で新しい人生を歩もうと駆け落ちを決意する。
だが夢が叶う前に、哀れな恋人たちに悲劇が降りかかってしまう。イリスの死によって人生の唯一の光を失ったアドリアン、それは同時に彼の世界から物音をも消し去ってしまった。彼の魂は明けることのない静寂な夜に包まれ、復讐の炎だけが燃え続けていた。極度の悲しみの中、イリスとの思い出だけがただ一つの慰めとなったアドリアンは、その類い希な技術を駆使して現在のイリス、つまり精巧な機械仕掛けのダンスパートナーを作り出した。
二人の愛は肉体の繋がりを超越し、アドリアンとイリスが再び踏み出すステップの一歩一歩には、愛する者への追想と復讐の誓いが込められている。この復讐の舞はアドリアンの永遠の愛に対する誓いであり、それは悲しみの舞曲の如く、ケイリン城で永久に語り継がれる愛の伝説となるのだった。
優しくて明るいイリスは誰かを傷つけたいなどと思ったことがなかった。
しかしラスティーアンカーには、邪悪な狼と子羊の2種類しかいない。
※未実装
※特になし
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